声優オーディションの受け方|未経験から合格するための準備ガイド

声優オーディションの受け方|未経験から合格するための準備ガイド

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コエミー

声優のオーディション、実際に応募するとなったら何から手をつければいいのか。ボイスサンプルはどう作る?自己PRには何を書く?当日はどんな流れで進む?――未経験だと、具体的なイメージが湧かない部分が多いはずです。

ここでは、オーディションの種類や探し方から準備、当日の立ち回りまでをまとめました。

声優オーディションとは?種類と違い

声優オーディションにはいくつかの種類があり、それぞれ求められる経験値やアプローチが異なります。

事務所所属オーディション

声優事務所やプロダクションが新人を募集するオーディションです。

特徴

  • 合格すると事務所に所属できる
  • 養成所への入所がセットになっている場合も多い
  • 年齢制限がある場合が多い(10代〜20代前半が中心)
  • 競争率が高い

作品キャストオーディション

アニメ、ゲーム、吹き替えなど、特定の作品のキャラクター役を選ぶオーディションです。

特徴

  • 事務所を通じて応募するのが一般的
  • 一般公募で参加できるものもある
  • 役柄に合った声質や演技力が求められる

一般公募オーディション

事務所に所属していなくても、誰でも応募できるオーディションです。

特徴

  • 未経験者でも応募可能
  • ゲームアプリやWebアニメなどの募集が多い
  • オンラインで完結するものもある
  • 声優業界への入口として最適

養成所・スクールのオーディション

声優養成所やスクールが入所者を選ぶためのオーディションです。

特徴

  • レッスンを受けながらデビューを目指せる
  • 基礎から学べるため、未経験者に最適
  • 費用がかかる(年間数十万円〜)
  • 卒業後の所属チャンスがある

一般公募オーディションの探し方

未経験者がまず狙うべきは一般公募オーディションです。探し方を紹介します。

オーディション情報サイト

声優オーディションの情報をまとめたサイトがいくつかあります。定期的にチェックする習慣をつけましょう。

チェックポイント

  • 応募条件(年齢、経験、居住地など)
  • 応募締切
  • 審査方法(音声データ送付、対面など)
  • 報酬の有無

SNSでの情報収集

X(旧Twitter)やInstagramで、声優関連のアカウントをフォローしておくと、オーディション情報がタイムラインに流れてきます。

おすすめのフォロー対象

  • 声優事務所の公式アカウント
  • ゲーム・アニメ制作会社
  • 声優オーディション情報アカウント
  • 現役声優のアカウント

クラウドソーシングサイト

ナレーションやゲームの音声収録など、クラウドソーシングサイトでも声の仕事を見つけることができます。

実績を積むことで、ポートフォリオを充実させ、より大きなオーディションへのステップにできます。

オーディションの準備

台本とボイスレコーダーを並べてオーディションの準備をしているデスク

ボイスサンプルを作る

ボイスサンプルは、いわば声の名刺。多くのオーディションで提出を求められます。

含める内容はナレーション(30秒〜1分)、異なるキャラクターのセリフ演技(各20〜30秒を2〜3種類)、自己紹介(15〜30秒)の3つが基本です。全体で2〜3分にまとめましょう。

録音は静かな環境で(宅録環境の作り方が参考になります)。ノイズのないクリアな音質と、自分の声の強みが伝わる内容選びを意識してください。ぶっちゃけ、音質が悪いだけで聴いてもらえないこともあるので、ここは手を抜けないところです。

ボイスサンプルの詳しい作り方は、ボイスサンプルの作り方ガイドで解説しています。

自己PRを準備する

自己PRは、書類審査でも面接でも合否を左右する要素です。

盛り込みたいのは、声優を目指す動機、自分の声の特徴や強み、これまでの活動経験、演じてみたい役柄あたり。「声優が好きだから」だけだと他の応募者と差がつかないので、自分ならではのエピソードを入れると印象に残りやすくなります。長さは簡潔にまとめるのが鉄則です。

台本の読み込み

オーディションで台本が事前に渡される場合は、とにかく読み込むことが欠かせません。

まず作品全体の世界観を把握し、キャラクターの性格や背景を分析します。そのうえで、セリフひとつひとつが「何を伝えるための言葉なのか」を考え、感情の流れを追っていきましょう。余裕があれば、複数パターンの演技を準備しておくと、現場でディレクションを受けたときにも対応しやすくなります。

基礎トレーニングを続ける

オーディション直前の付け焼き刃では正直限界があります。日頃から発声練習滑舌トレーニングを続けておくことが、本番での余裕につながります。毎日の朗読もあなどれません。

当日の流れと注意点

オーディション会場に向かう朝。緊張するけど準備はしてきた

対面オーディションの場合

一般的な流れ

  1. 受付・書類提出
  2. 待機(順番を待つ)
  3. 自己紹介・自己PR
  4. 台本の読み上げ(指定セリフ)
  5. 質疑応答
  6. 結果連絡(後日)

オンラインオーディションの場合

一般的な流れ

  1. 応募フォームに必要事項を記入
  2. ボイスサンプルまたは指定音声データを送付
  3. 書類・音声審査
  4. 合格者のみ二次審査(オンライン面接など)
  5. 結果連絡

当日の注意点

持ち物チェックリスト

  • 筆記用具
  • 台本のコピー(事前に渡されている場合)
  • 水(常温がおすすめ)
  • 身分証明書
  • 写真(求められる場合)

コンディション管理

  • 前日は十分な睡眠をとる
  • 当日は喉に負担のかかる食事を避ける(辛いもの、冷たいものなど)
  • 声のウォーミングアップを会場に向かう途中で行う
  • カフェインを控える(喉が乾燥しやすくなる)

心構え

  • 緊張は当たり前。完璧を目指さない
  • 自分の個性を出すことを意識する
  • 審査員の指示をよく聞く
  • 元気な挨拶を忘れない

やってはいけないNG行動

周囲の応募者と自分を比べて落ち込むのは、オーディション会場でいちばんやりがちな失敗です。緊張で声が小さくなったり、審査員の表情ばかり気にしてセリフが棒読みになったりもよくあるパターン。あと当然ですが、遅刻は論外です。

落ちても諦めない!次につなげる方法

オーディションに落ちるのは普通のこと

プロの声優でも、オーディションの合格率は数パーセントと言われています。10回受けて1回受かるかどうかの世界なので、落ちたこと自体を気に病む必要はありません。

不合格を次に活かす方法

振り返りをする

  • 自分の演技を録音していたら聞き返す
  • うまくいった点・改善すべき点を書き出す
  • 次のオーディションまでの練習計画を立てる

スキルアップに取り組む

  • 苦手な部分を集中的に練習する
  • 演技の幅を広げる(普段やらないキャラクターに挑戦)
  • ワークショップやレッスンに参加する

オーディション経験を積む

  • 小規模なオーディションから挑戦する
  • 同人ゲームやWeb作品の募集に応募する
  • 数をこなすことで、オーディション慣れする

モチベーションを保つには

同じ夢を持つ仲間と交流するのが、地味ながらいちばん続けやすい方法です。好きな声優の下積み時代のエピソードを読むのも刺激になりますし、自分の録音を定期的に聴き比べて小さな成長を実感するのもモチベーション維持に役立ちます。

日々の練習を一人で黙々と続けるのは、想像以上に根気がいります。音声コミュニティのcoemee(コエミー)では、セリフのお題朗読のお題を使って毎日の演技練習ができるほか、他のユーザーからフィードバックがもらえるので、成長を実感しやすい環境です。オーディションでは日頃からどれだけ声を出しているかが結果に直結するので、練習を習慣にしておくことが合格への近道になります。

まとめ

  • 自分に合ったオーディションを選ぶ
    • まずは一般公募から挑戦し、経験を積みながら選択肢を広げていく
  • ボイスサンプルと自己PRの質にこだわる
    • 音質・内容ともに「また聴きたい」と思われるものを目指す
  • 落ちても振り返りを次に活かす
    • 合格率数パーセントの世界では、不合格から学ぶ姿勢が成長の原動力になる

声優オーディションは準備がすべてです。日頃の練習を積み重ねて、まずは一歩踏み出してみてください。

タグ

#声優 #オーディション #一般公募 #未経験 #ボイスサンプル #自己PR