心の中に留まり続ける人がいる。 それは色んな『はじめて』の記憶。 はじめての恋人。 はじめて一緒に帰ったあの道。 はじめてのデート。 はじめて手を繋いだ日。 はじめてのキス。 はじめてのヤキモチに はじめてのケンカ。 そして、はじめての別れ。 すっかり大人になってしまった今でも思う。 あの人は元気でいるだろうか。 伝えたい想いは沢山あった。 上手く伝えられず飲み込んだ言葉たち。 子供過ぎた自分。 小さな嫉妬心が徐々に大きくなって 感情が抑えきれなくて 溢れ出したものは止まらなかった。 大好きだった。 大好きだったからこそ、さよならを告げた。 今なら 「ただのヤキモチだよ」って 笑えるのに。 独占欲、ただそれだけだったのに。 子供ながらに一生懸命、 傷付けない方法を考えたつもりだった。 未練なんてキレイな名前で語れるほど 沢山の時間を一緒に過ごした訳じゃない。 拭いきれない稚拙な感情が いつまでも胸の内側に居座り続ける。 記憶の中で止まったままのあなた。 変わりはありませんか? 私はあの頃のまま、大人になりました。
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