誰かに認めて欲しかった。 誰かに好きだと言って欲しかった。 誰かを愛する覚悟もないくせに 欲しがって。 与えることも出来ないで 与えてもらう事ばかり考えて。 そんな自分を見透かすかのように 君は言った。 「だから君が嫌いなんだ」と。 どうしてそんな酷い事が言えるのかと。 こんなに傷付いたのは君のせいだと。 他責してしまえば楽だった。 だけど、自分には心当たりがありすぎたんだ。 「ごめん」と一言。 震える声でぽつりと。 それが今の精一杯だった。 こんなもの 謝罪でもなんでもない。 だからそれ以上は言えなかった。 誰かを愛せない自分では 自分すら愛すことなんて出来なくて。 愛して欲しいなんて言えない。 今更そんな事に気付いた。 鏡に向かって今日も独りで嘆く。 「こんな自分。大嫌いだ。」
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