兎魅すぅ🥕兎魅すぅ🥕2025-12-12 04:06

ある日の話。

↓🧸台本🧸↓ 雨が降った次の日の朝。 天気は快晴。 空模様とは裏腹に なんだか妙に風が強い。 伸びた前髪を右手でおさえた。 気分転換にどうだろうと 外へ出てみたはいいものの、 寝付けずに過ごした徹夜明けの身体には 風も日差しも刺すようで痛い。 …家から出るんじゃなかった。 こんな日は、ろくな事が起こらない。 そうに決まっている。 ぶらぶらと線路沿いを歩いていると 黒猫が何か言いたげに こちらをじっと見つめていた。 やけに冷たい、そんな視線。 睨み合っていても仕方がない。 歩みを進めると黒猫は逃げていった。 「ほらな。」 迷信なんてものは信じちゃいない。 これはただの辻褄合わせだ。 「はぁ。くだらない。」 最近前にも増してため息が癖になっている。 こんな事でさえ感情を刺激してくるのだ。 まったく、嫌になる。 深呼吸するふりをして腕を伸ばし 辺りを見回すと サラリーマンや学生が足早に歩いていた。 当たり前に自分の事など眼中に無く 見知らぬ人々の日常が通り過ぎていく。 ふと足元に目をやると雑草が揺れていた。 その姿が、なんだか自分には 凛としているように見えた。 「お前が羨ましいよ」

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#朗読#すぅの台本

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