いなさといなさと2026-09-14 09:02

AMNIS THE ONLINE

※アレンジOK ※ご覧のシナリオは、読書用としても取り扱い可能です。ごゆっくりお楽しみください。 ------ ※キャラクター名:アムニスO-2 種族:ルーンフォーク 魔動機文明時代の技術で作られた人造生命体 (注.ヒューマノイドと思った方が分かりやすいかも?) 所持武器:狙撃銃 保持スキル:魔法的な付与術・銃弾精製術 基本スキル:暗視 性別:中性(男よりかも?) ▲演じる場合は、性別不問 --- 起動〈Loading...〉。 暗闇の中で、視界が一度だけ明滅する。 《SYSTEM:ONLINE》 《MODEL:O-2》 《NAME:……→》 「……アムニス」 それが、最初に口にした言葉だった。 それが、自分の名前なのだと、彼は理解した。 O-2は、自分が何番目の個体なのかを示すもの。〈アムニス〉は、自分自身を示すもの。 だから彼は、 「アムニス・O-2」 そう名乗った。 --- アムニスは、無機質で、それでいて閑散とした遺跡の中を歩いていた。 とてもとても、静かな場所だった。 聞こえるのは、自分の足音だけ。 コツ。 コツ。 コツ。 壁には、見たことのない文字が刻まれている。 だが、不思議なことに―― それを読むことはできた。 古い記録。 機械の整備記録。 製造記録。 そして―― 同じような番号が、いくつも並んでいる。 S-1。(エスワン) A-2。(エーツー) B-3。(ビースリー) 開かれた培養槽。 閉じた培養槽。 何かを待つかのように、ただ静かに眠り続けるもの。 アムニスは、その一つ一つを眺めていく。 けれど。 そこに、自分が「何のために作られたのか」を示す答えはなかった。 やがて彼は、重々しく下がる壁を背に、遺跡の外へ出る。 眩しい。 初めて見る太陽だった。 「…………」 しばらく、空を見上げる。 風が吹く。 草木が揺れる。 鳥の声がする。 遺跡の中にはなかった音だった。 アムニスは、歩き始める。 どこへ行くのか。 決めてはいない。 命令もない。 目的地もない。 ただ―― 歩いてみようと思った。 一歩。 また一歩。 森を抜ける。 岩場を越える。 知らない景色を眺めながら、彼は歩き続けた。 ……どれくらい歩いただろう。 いつの間にか。 別の音が聞こえていた。 耳元で、せせらぐ水の音。 近づくほど、その音は大きくなる。 やがて木々の向こうに―― 大きな滝が現れた。 高い崖から落ちる、荘厳な水流。 水面を覆う、白い水煙。 陽の光を受けて、無数の雫がきらめいている。 アムニスは、滝壺の前で立ち止まった。 しばらく。 ただ、眺めていた。 そして―― 両手を広げる。 なぜそうしたのか。 彼自身にも分からなかった。 一歩。 身体が、前へ傾く。 ――落ちる。 風が耳元を抜ける。 水面が迫る。 そして。 滝壺へ―― 落ちた。 頭が浸かる、その瞬間。 水が消える。 音が消える。 景色が、無数の光の線へとほどけていく。 青い光が走る。 空間そのものが、巨大な電子網へと書き換えられていく。 アムニスの身体が、光の中へ引きずり込まれる。 どこまでも続く光。 いつまでも続く闇。 より深く。 ただ、深く。 そして―― どこまでも続く、黒い海へ。 無数の星々が、顔をのぞかせていた。 その中央に浮かんでいたのは―― 青い惑星だった。 「…………」 それが何なのか、分かった。 ――ただいま。 次の瞬間。 また、落ちる。 星が遠ざかる。 蒼く澄み切った空が迫る。 雲を突き抜ける。 大地が迫る。 そして―― ズドンッ!! 土煙。 片膝をつき、片手を地面につけたまま、アムニスは着地した。 しばらく動かない。 やがて。 風が吹く。 土煙が晴れていく。 遠くから、声が聞こえた。 人の声。 笑い声。 荷車の音。 魔動機の駆動音。 アムニスは、ゆっくりと顔を上げる。 そこには―― 彼の知らない世界が、広がっていた。

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#その他#ナレーション風#S.W2.5

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