蜂乃巣ゆん蜂乃巣ゆん2026-07-27 14:46

怪盗の、憂鬱 sideA

「さてさて……。」 「そろそろ取引の時間か。」 「ジャルコ。」 「状況は?」 「……。」 「へぇ。」 「正面五人、裏口三人。」 「屋上まで?」 「俺、人気者だねぇ。」 「え?」 「歓迎じゃない?」 「細かいこと気にすんなって。」 「取引は?」 「始まる?」 「よし。」 「カウントよろしく。」 「……。」 「五。」 「四。」 「三。」 「二。」 「一。」 「ショータイム。」 「よっと!」 「はいはい。」 「そんなに慌てない。」 「一人ずつ来て。」 「順番順番。」 「危ないって。」 「おっとっ惜しい!」 「今のは結構よかった。」 「え?」 「褒めてる場合じゃない?」 「いいじゃん。」 「努力は認めようよ。」 「ジャルコ。」 「右?」 「了解。」 「っと!」 「危なっ!」 「助かった。」 「さすが。」 「……。」 「いやいや。」 「今のはギリギリを楽しんでたんだよ。」 「ビビってない。」 「全然。」 「ちょっとしか。」 「煙幕。」 「三。」 「二。」 「一。」 「遅い!」 「演出?」 「あぁ。」 「それなら許す。」 「さて。」 「やっと会えた。」 「綺麗だねぇ。」 「君を迎えに来た。」 「……。」 「ん?」 「電話?」 「誰。」 「……。」 「ハニー?」 「いや。」 「出ない。」 「絶対出ない。」 「仕事中。」 「……。」 「え?」 「あとが怖い?」 「そんなわけ……。」 「……。」 「あるな。」 「もしもし。」 「やぁ、ハニー。」 「え?」 「何してる?」 「散歩。」 「夜風が気持ちよくて。」 「爆発?」 「あー…花火。」 「夏だからねぇ。」 「ハニーの方が何倍も綺麗だよ」 「え?」 「サイレン?」 「ほら。」 「夏って騒がしいじゃん。」 「ニュース?」 「怪盗?」 「へぇ。」 「最低だねぇ。」 「……。」 「え?」 「私じゃないかって?」 「なんでそうなるの。」 「私が怪盗とか…信用ないなぁ。」 「……。」 「うん。」 「うん。」 「帰ったら?」 「説教?」 「了解。」 「ケーキ買います。」 「アイスも。」 「プリンも?」 「財布が泣いてる……。」 「はい。」 「愛してる。」 「またあとで。」 「……。」 「ふぅ。」 「ジャルコ。」 「やっぱ恋人には勝てないね。」 「……。」 「いや。」 「笑うな。」 「絶対今笑った。」 「さて、おしゃべりはここまで。」 「名残惜しいけど、この後予定があるんだ。」 「だから、ショーは終わり。」 「それじゃ。」 「また会おう。」 「次はもう少し楽しませてくれ。」 「このお宝。」 「確かにいただいていく。」

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#シチュエーションボイス#ゆんの台本

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