虚空(こくう)にのぼる 蒼(あお)き光 僕はそれを眺めていた 刺すような冷気(れいき)に触れて 赤く滲(にじ)んだ 頬(ほほ)を伝(つた)う 涙 季節外れの華は 余りにも美しく 走り去る人々の 足さえ止めて 誰かの心に 優しさを与えたに 違いない 君は花火師(はなびし) 夏の夜は 笛(ふえ)の音色と共に歌い オレンジ色の提灯(ちょうちん)と共に踊り 皆が仰(あお)ぐ中 美しき閃光(せんこう)の輝きを 夜空に散りばめる 夏の終わり 僕はそんな景色が好きで仕方なかった そんな花火を 今年は見れなかった カーテンで仕切られた部屋の中 白き天上を眺める日々 ベットで過ごす 時間ばかり そんな僕のために 君が打ち上げた 季節外れの花火 遅れて来た 僕の夏が 今日 終わった
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