キブシ

題名『キブシ』 花言葉：出会い、待ち合わせ。 少しでもお気に召して頂けたら幸いに存じます。 〔／〕は選択式ですが、台本の雰囲気を損なわない範囲であれば、選択肢以外の言葉をお使い頂いても、差し支え有りません。 ※アレンジ・アドリブ大歓迎です。 以下、本文。 ￣￣ 　へぇ。そうかい、そうかい。 　そんな経緯（いきさつ）で、こんな粗末な杣小屋（そまごや）で雨宿りをしてたのかい。 　そいつは〔大儀（たいぎ）／難儀（なんぎ）〕だったな……。 　しかし、下界（げかい）では様々な〔事／理由〕で喧嘩をするのだねぇ。 　木と、たまに獣の相手をして暮らしている【一人称】には、全く想像も付かない様な理由で……。 　いや、違うな。 　どこに住んで、どんな暮らしを営んでいたって、それ相応の悩みがついて回るのが、人間て生き物か……。 　ん、鳥が鳴き出したな。 　よっこいしょっと、どれどれ……。 　うん。西の空も明るいし、そろそろ雨が上がりそうだぞ。 　この分なら、日暮れまでに麓（ふもと）へ着けそうだ。 　ん？　そりゃあ、勿論。送って行ってやるよ。 　【二人称】一人じゃ、明日の昼まで掛かっても、麓（ふもと）に辿（たど）り着けねぇかも知れねぇしな。《笑》 　……今は時期が良かったから、こうして助けられたが、これが冬だったら無理だったかも知れねぇ。 　また来たくなったら……、この番号に掛けて来い。 　最高の森林浴を体験させてやる。 ＿＿ 本文は以上です。ご覧頂き、誠に有難う御座いました。皆様からのご投稿及びご感想を、心よりお待ち申し上げております。 　「獣の相手～」で予想ついたと思いますが、彼は猟師でもあります。