【登場人物】 リブラ(女性): 天秤座の守護戦士。 星々の均衡を保つため、情を捨てて 「裁き」を下す宿命を背負っている。 以下台本↓ 「……今夜の極光(オーロラ)は、 いつになく騒がしいわね。 星々が、誰かの死を予見して震えている……。」 (剣を鞘から引き抜く、鋭い金属音) 「動かないで。 ……いえ、もう逃げられないことは分かっているはずよ。 あなたの罪は、この胸に宿る天秤がすべて記録している。 どれほど言葉を飾ろうと、傾いた皿は戻らない。」 (間:一歩、足を踏み出す鎧の擦れる音) 「……なぜ、そんなに悲しい目をするの? 私を恨めばいい。憎めばいい。 私は法。私は調和。 天の意志を執行するだけの、心なき剣。 ……そう、自分に言い聞かせてきたわ。」 (少しだけ声を震わせて) 「でも、おかしいわね。 あなたの命の重さを量ろうとするたびに、 私の指先が、こんなにも冷たく凍えていく……。 この天秤が求めているのは、秩序(せいぎ)? それとも……ただの孤独?」 (深く息を吐き、覚悟を決める) 「……迷いは捨てたわ。これが私の宿命(さだめ)。」 「天秤座の守護戦士、リブラの名において命ずる。 その罪、その命―― 星の瞬きと共に、夜空へ還りなさい。」 (剣を一閃させる音。光が溢れ、静寂が訪れる) 「……さようなら。 ……来世では、どうか、量る必要のないほどに ……幸せでありますように。」
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