蜂乃巣ゆん蜂乃巣ゆん2026-06-22 15:18

人と、自分と。

靴紐を結べなかったあのころ。 人と同じようなことが出来なくて、 どうして自分だけなんだろうと何度も思った。 全部が嫌になった日もあったし、 大切な誰かを傷つけてしまったこともあった。 もし今の僕が、 あのころの僕に何か伝えられるなら。 周りは思っているほど敵ばかりじゃないこと。 そして、 君が思うほど誰も君を見ていないこと。 人の目が怖くて、 失敗するたびに世界中から笑われている気がしたけれど。 そんなことはなかった。 みんな自分のことで精一杯で、 案外、人は他人を見ていない。 だから、 少しくらい間違えてもいい。 少しくらい遠回りしてもいい。 僕らはそうやって、 人と比べながら、 自分と向き合いながら、 少しずつ生き方を覚えていくのだから。 ひとつだけ言えることがある。 君が流したその涙は、 決して無駄じゃない。 悔しかったことも。 苦しかったことも。 上手く出来なかったことも。 全部が今の君を作る。 だから大丈夫。 いつか君は、 人と比べるためではなく、 自分を認めるために前を向ける日が来る。 その時になって初めて分かるんだ。 あの日の涙にも、 ちゃんと意味があったのだと。

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#朗読#ゆんの台本

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