《台本の概要》 昼休み。冗談みたいに渡したチョコ。 なのに彼の反応で、初めて自分の気持ちに気づく──。 《ルール》 今回「シチュボ」と「朗読」の2パターンをご用意しました。 思い思いの解釈で、自由にお楽しみください。 一人称や言い回しの変更もOKです。 (投稿カテゴリーはシチュボとしました) 《お知らせ》 黒須木ヤトのXでは他にも多数の無料作品を公開・発信しています。 宜しければお気軽にフォローのほど宜しくお願いします。 ***《ここから台本》*** 【シチュボver】 ……はい。これ。 なにって、チョコだけど。 今日何の日かくらい覚えてるでしょ? 別にあんたのために作ったわけじゃないから。 余っただけ。ほんとに。 ……なにその顔、疑ってる? ち、違うってば。 材料もたまたま家にあったってだけ。 (思いの外、彼が真剣に受け取る) ……そんな大事そうに持たないでよ。 変に意識するじゃん。 友チョコだからね。 そう、ただの……それ。 ……もうっ! 昔から隣にいるの、当たり前すぎて 今さらどうすればいいか分かんないの! 別に、あんたが他の子からチョコもらっても たぶん普通に笑うけど、さ。 ……でも、今日くらいは。 今日くらいは、ちょっとだけ特別でいて。 ……来年も作るかは、あんた次第だから! ----- 【朗読ver】 最初は本当に、友チョコのつもりだった。 材料も、手間も、気持ちも。 全部平等、のはずだった。 なのに。 あなたに渡す瞬間だけ、変に間が空いた。 「友チョコだよ」 そう言い切った自分の声が やけに軽く浮いて聞こえて。 逆にあなたは大事そうに受け取るから 心臓が、勝手に勘違いを始める。 もし、違ったら? もし、私だけ違ったら? ……やだ。 これはただのチョコ。 そうじゃなきゃ困る。 冗談で流して、笑って、話を終わらせる。 いつも通りだ。 そのほうが、ずっと楽だから。 ……でもきっと今日から 私はもう、同じ「友達」ではいられない。 この気持ちに、気づいてしまった時点で。 ***《ここまで台本》***
最初の回答者になってみませんか?