《台本の概要》 小さな豆から、大きな意義を見出すお話です。タイトルにも複数の意味を込めました。 《ルール》 好きに読んでください。 一人称や言い回しの変更もOKです。 《お知らせ》 黒須木ヤトのXでは他にも多数の無料作品を公開・発信しています。 宜しければお気軽にフォローのほど宜しくお願いします。 ***《ここから台本》*** ソラマメという植物は 天に向かって実をつける だから空豆と呼ばれるのだと 図鑑にはそう書いてあった しかし天に向かうと言われても 豆の木のように 空まで伸びる気はないらしい だが彼は 自分が摘まれる日を もう知っているかのように まだ枝にあるうちから 覚悟だけは ヒトより先に済ませている 外側は驚くほど硬くて 爪を立てても そう簡単には開かない けれど一度割れてしまえば 中は柔らかく、鮮やかだ 人もきっと そういう風にできている 守るために硬くなり 隠すために厚くなり それでも本当の色は 内側で穏やかに息をしている 豆は剥かれるまで その色は誰にも見えないが 私たちは自らで さらけ出すこともできるだろう 覚悟とは、どちらを向くかを 静かに決めること ソラマメは今日も 何も言わず、空を向いている その時が来るのを もう知っているように fin ***《ここまで台本》***
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