生まれながらに手にしたものが、必ずしも望むものとは限らないですよね。 思うがままにお読み頂ければと…! ▼ 誰もが私をお姫様のようだと言った 世界が私に用意した席はきっとそうなんだろう 諦めてそこに座る私に向かって君は言った "嫌ならその席譲ってくれない?" "代わりに私を守らせてあげる" その目には私への憐れみなどなく ただ自分こそがこの席に相応しいと 真っ直ぐに私を見つめていた 「…ありがとう、私は…僕は、昔から王子さまになりたかったんだ」 立ち上がる僕、代わりに座る君 振り向き見つめる僕に君は言った "世界だって間違うことはあるわ" "私がここに座る限り、あなたは紛れもなく王子さまよ" 君だけが僕を王子さまと言った 君が居てくれるのなら、その席に座らなくても良いと知った 君だけが、僕の世界の全てであればと願った
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