食卓に並ぶ、二つの器。 ご飯を盛るのは「茶碗」。 味噌汁を入れるのは「お椀」。 ……でも、ここで少し疑問です。 ご飯を入れるのに、なぜ「茶碗」? 茶碗なのだから、 お茶を入れる器ではないのでしょうか。 実は「茶碗」は、 もともと茶を飲むための器。 一方、「椀」は、 古くから飯や汁を盛る器として 使われていました。 ところが時代が進むと、 陶磁器の器が飯を盛るためにも 使われるようになります。 そして今では、 「茶碗」と聞けば、ご飯。 「お椀」と聞けば、味噌汁。 名前と用途が、少しだけ 不思議なことになっています。 ……では、最後にもう一つ。 「ちゃわん」と「おわん」。 音だけ聞けば、同じ「わん」です。 ところが漢字にすると―― 茶「碗」と、お「椀」。 ……あれ? 「わん」の字が違います。 片方は「石偏」。 もう片方は「木偏」。 名前の違和感を追いかけていたら、 器の材質まで、漢字の中に隠れていたんですね。 🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦 ※「碗=陶磁器、椀=木製」という使い分けは一般的な説明ですが、辞書では「椀・碗・盌」など複数の表記があり、実際の用字が完全に厳密というわけではありません。 🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦
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