FC2小説というところで公開している詩をあげていこうと思っています。 今回は『水滴』をどうぞ。 お好きな風に読んでもらってかまいません。 女性口調で書いてありますが、アレンジしていただいて結構です。 詩の内容がお気に召したらFC2小説の方も覗いてやってください。 以下本文です。 ・・・ ・・・ 水滴 なにもかもに理由はなくて ただ降り注ぐ雨のように 募るばかりの言葉たち 浮かんで消えてを繰り返す このまま目を閉じていたのなら ちぐはぐな環境音楽 望みはささやかなひとつきり 静かに息をしたいだけ 夢見 まどろみ 波間に揺れる 青い跡を指でなぞって 水しぶきに溶けてゆく 昨日の私を引き止めて なにもかもはただただ流れる まだ止まらない鼓動のように 言葉ばかりに気を取られ 嘘もまことも知らないわ 望みはささやかなひとつきり 静かに息をしたいだけ 少しは欲張ってみるのなら 私も人になりたいな 灯り 疑ぐり 水面に揺らす 青い夢を指で沈めて 泡の中に消えてゆく 明日の私を呼び止めて
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