いつからだろう。 何でも数えるようになったのは。 「いいね」の数。 持っているものの数。 誰かに必要とされた回数。 多ければ多いほど幸せ。 そう思っていた。 でも不思議だ。 順位は一位がいちばん上なのに、 数字は、いちばん小さい。 いちばん多い人がいちばん幸せとは限らない。 いちばん少ない人がいちばん不幸とも限らない。 それでも僕たちは、 数字を並べて、人を比べて、 自分の価値まで数えようとする。 まるで、「数の悪魔」に 囁かれているみたいに。 けれど 僕が本当に大切だと思うものには、 数字がついていない。 誰かの優しさ。 ふとこぼれた笑顔。 言葉にならなかった想い。 胸の奥で、そっと灯った安心。 それらは、数えられない。 だからこそ、失ったときに気づく。 幸せは、「いくつあるか」ではなく、 「どれほど感じたか」なのかもしれない。 僕は、数えることを少しやめてみる。 数の悪魔の声ではなく、 数えられないものの声に、 耳を澄ますために。 🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦
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