※サムネイルの雰囲気とは違い、少しだけ暴力的(?)な表現も含まれますので、苦手な方はブラウザバックでお願いします。 ⬇お題本文⬇ ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ さっき注文した時にくれたのって何だろ? へぇ〜、商品説明用のリーフレットかぁ。 こんな感じで雰囲気を演出してくれるのって嬉しいよね〜。 よし、パフェが届くまでにちょっと読んでみよっと! どれどれ... 『伝説の丸太』 かつて、この地域に現れた化け物を退治した時に使われた丸太。その功績を讃え、丁重に祀(まつ)られている。 ...ふ〜ん。パフェと関係あるのかな? あっ、ここからは物語パートみたいだ。 (ここから物語が始まる) むか〜し、むかし...。 この辺り一帯が、今よりもずっと深い森に包まれておった頃のことじゃ。 どこからともなく、大きな大きな化け物がやって来たそうな。 その化け物は、小さな民家ほどもある巨大な鯛の様な姿で、さらには腹の辺りからは足のようなものがにゅうっと生えており、ずしん、ずしん、と二つ足で歩き回っていたという。 その姿かたちが、まるで「巨大な鯛の半魚人」のようであったゆえ、いつしか村人たちは、その化け物を 『キョダイハン』 と呼ぶようになった。 ...うむ、森の中じゃ。決して言い間違ってはおらんぞ。 さて、この『キョダイハン』、見た目どおりのとんでもない大食らいでな。 腹にいくら詰めても足りぬらしく、やがては森じゅうの木の実や山菜を、あっという間にたいらげてしまったのじゃ。 食うものがなくなると、今度は人里へ下り、畑の作物を次々と食い荒らすようになってしまった。 「このままでは、暮らしが立たぬ!」 困り果てた村人たちは、一致団結して『キョダイハン』を懲らしめるために知恵を寄せあったのじゃ。 すると村人の一人が、 「奴の風体(ふうてい)じゃと、真後ろの方までは見えんのではなかろうか...?」 と気が付いた。 その一言をきっかけに... 「ここにおびき寄せるのはどうじゃ?」 「では、そこからどうする?」 「うむ、太い丸太を用意してドンッと突いてやれば、転ばせるやもしれぬ。」 「大きいけど、みんなで担げば何とかなるべ!」 「よし、これなら村も助かろう。...策は決まりじゃなっ!」 そう、これこそが後の世に語り継がれる 『キョダイハン、膝カックン大作戦』 である。 かくして作戦は見事に成功し『キョダイハン』は、それはもうあっさりと村人たちに捕えられてしまった。 「こやつめっ!これでも喰らっておれ!」 村人たちは、もう作物を食い荒らされぬようにと、大きな岩を腹の中に詰めてやろうとしたのじゃ。 「ウグッ...ヤメテヨ...!ボクハ...オナカガ...スイテタ...ダケナノニ...!」 その弱り果てた声に、村人たちの心も一度は揺れた。 じゃが、畑を荒らされ続けた怒りは、おいそれと収まるものではなかった。 「ふざけるでないっ!もっと!もっとじゃ!奥までぶち込んでやるんじゃ!」 膝をカックンさせた丸太を使い、大きな岩をさらに奥へと押し込んでいく。 「ウゲッ...!イタイ...!イタイヨォ...!モウシナイカラ...ヤメテヨォ...!ウゲェ...!」 キョダイハンは村人の怒りを思い知り、二度と村の畑は荒らすまいと誓いを立てて去っていったのじゃった。 ...しかし。 被害こそ止まったものの、村の食糧難は相変わらずじゃった。 数日後、村人たちはやむなく... 『キョダイハン』を鯛飯にして、皆々で仲良く平らげてしまった。 ...こうして村の危機を救ったとされる 『伝説の丸太』 は、今もこの地に語り継がれているのであった。 めでたし、めでたし。 (物語は終了。商品説明へ。) ...と、この物語を元に! たいやきの大口に、生クリームをドバァッ! 旬の山盛りゴロゴロフルーツで、大きな岩まで完全再現っ! そしてトドメはもちろん! チョコレートコーティングの 『伝説の丸太プレッツェル』だぁ〜っ! こうして誕生したのが...! 新感覚たいやきパフェ『キョダイハン』! 『伝説の丸太』でよ〜くかき混ぜてねっ! (店員:お待たせいたしましたー。) あー、来た来た。 うわぁ、美味しそ〜! いっただきまーす! ...って、食べにくいわっ! ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ ※男女不問 アドリブ・アレンジ自由です。
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