蜂乃巣ゆん蜂乃巣ゆん2026-08-08 13:01

第9話「街と、異端と。」

エリシア「……見えてきました。あれがリーベルの街です。」 エリシア「今日はあそこで休みましょう。あなたも、まともな食事を取っていないでしょう。」 エリシア「心配しなくても大丈夫です。宿代くらいは持っています。」 エリシア「……失礼ですね。千年生きているからといって、千年前のお金を使おうとはしません。」 門兵「止まれ。二人とも旅人か?」 門兵「身分証を見せろ。」 門兵「……問題ない。入っていいぞ。」 門兵「ただし、日が落ちたら西区には近付くな。」 門兵「昨日、魔族が入り込んだ。」 エリシア「……魔族。」 門兵「あぁ。まだ子供らしいが、魔族は魔族だ。」 門兵「教会が捜している。見つけても近付くなよ。」 エリシア「分かりました。」 エリシア「……。」 エリシア「気になりますか。」 エリシア「では、一つだけ質問します。」 エリシア「あなたは、魔族を見たことがありますか。」 エリシア「……ありませんか。」 エリシア「それなのに、魔族が悪だということは知っている。」 エリシア「誰から教わりました?」 エリシア「……そう。」 エリシア「それが、今の世界なのですね。」 町人「おい! いたぞ!」 町人「西路地だ! 魔族がいた!」 教会騎士「道を空けろ!」 教会騎士「異端を発見した! 一般人は下がれ!」 少女「や……やめて!」 少女「何もしてない!」 教会騎士「黙れ、魔族。」 少女「お母さんとはぐれただけなの!」 少女「お願い……帰りたいだけなの!」 教会騎士「魔族の言葉を信じるな!」 エリシア「……。」 教会騎士「拘束しろ。」 少女「いや!」 少女「誰か……助けて!」 エリシア「……アーク。」 エリシア「よく見てください。」 エリシア「あの子を。」 エリシア「そして、彼らを。」 エリシア「私の言葉ではなく。」 エリシア「あなた自身の目で。」 エリシア「……判断してください。」

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#シチュエーションボイス#ゆんの台本

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