題名『マリーゴールド』 花言葉:悪を挫く、生きる、可憐な愛情、嫉妬、絶望、悲哀、悲嘆、濃厚な愛情、勇者、友情、予言、別れの悲しみ。 〔/〕部分は選択式ですが、選択肢以外の言葉でも構いません。 少しでもお楽しみ頂けたなら重畳デス。 ※アレンジ・アドリブ大歓迎デス。 以下、本文。 ✽.。.:*・゚ あぁ……、結局はこんな具合に落ち着きましたか。 ん?……あっ!どうも、招かれざる客『死神』デス。 ……身構える必要は無いデスよ。 ちょっと、【弐人称】の足下に横たわっておられる方に、用が有って参っただけデスので、用が済めば直ぐに帰りますよ。 ……ええ、勿論!ご安心下さい。 ……しかし、自ら選んだ結婚相手でしたでしょうに、信じ切れなかったのデスね~。 ……ふぅん《溜息》 ここ日本では、謙遜は美徳とされていますが、過ぎれば相手に不快感を与えます。 それが、【弐人称】と永遠の愛を誓った人間であったなら、尚更デス。 世に数多(あまた)居る人間の中から、わざわざ【弐人称】を選んでくれた相手に対し、これ以上無い、無礼な振る舞いであると言わざるを得ません。 ……全く。そんなに自分に自信が無いのであれば、最初から分不相応な出来物(できぶつ)で年下の人間を、伴侶に選ばなければ良かったのでは無いデスか。 ……本当にそうでしょうか? だって【弐人称】は、自分より若い〔男/女〕に嫉妬していた。 嫉妬心の生まれる切っ掛けは様々デスが、こと恋愛においては、自分自身に自信を持ててい無い事から、発生するという場合が殆(ほとん)どデス。 【弐人称】は、相手の財力や学歴の有る無しに関わらず、ただ自分より若いという点にのみ、激しく嫉妬していたのデスよ。 そして【弐人称】は、嫉妬によって相手ばかりでなく、自分自身までも不幸にしてしまったのデス。 ……言い訳なら、いくらでもして下さい。 人一人の命を奪った事に、変わりは無いのデスから。 ……〔疑心暗鬼にならず/ヘタな勘ぐりをやめ〕、愛した人の言葉や眼差しを、ただ素直に受け止めていれば、周りが羨む素敵な夫婦となって、一生添い遂げた始まってもおりませんので、はきとした事は申せませんが、恐らく【弐人称】は、近々地獄に堕とされることとなるでしょう。 デスが、大丈夫デスよ。 【弐人称】にとって地獄の業火(ごうか)は、自身が燃やした嫉妬の炎よりも、格段にぬるく感じるでしょうから。 《微笑》 ……おや、予定よりも長居してしまいましたね。 魂の回収も済みましたし、本日はこの辺でお暇させて頂きます。 ……せめて心穏やかに、地獄の沙汰をお待ち下さい。 それでは、失敬。 ✽.。.:*・゚ 本文は以上です。ご覧頂き、誠に有難う御座いました。皆様からのご投稿及びご感想を、心よりお待ち申し上げております。 また、細心の注意を払ってはおりますが、誤字脱字などが有りましたら、是非、台本のコメントにてお知らせ頂ければと存じます。ご協力のほど、どうぞ宜しくお願い致します。
最初の回答者になってみませんか?