向日葵の見つめる所

「おはよ～、せんせ～！」 「今日もいい天気だね～♪」 「太陽に負けない良い笑顔でしょ！！」 「名は体を表す…！太陽の花だからね！」 「でもこう暖かいとついつい授業中は寝ちゃいそうだなぁ…」 「うそうそ、冗談ですって！」 「じゃ、また教室でね～！」 ーーーーーーーーーーーーーーー 「ごめんね、せんせぇ… 」 「めっちゃ寝てたから聞いてなかったぁ！」 「どこから～？…「膃肭臍」の読み方？」 「ああね！答えはオットセイだね！」 「てか何これw数学の時間に遊んじゃダメでしょ！」 「良く読めたねって？ ふふーん、あたしは意外と出来る子なのだよ！」 ーーーーーーーーーーーーーーー 「今日で卒業かぁ～ 思ったより早かったね、せんせ」 「そうだ、最後に1つ質問」 『ねぇ…先生…？』 「いつもの無邪気な子どものあたしと…」 『素の大人な私、どっちが好みかな？』 『フフ…従順な方が好きかしら？』 『あら真っ赤になっちゃって可愛い…』 『ねぇ、先生、眼を閉じて。』 『はぁい、じっとしてて…』 「…は～い、残念！」 「ダメだよせんせ～…こんなにコロッと騙されちゃ！」 「てか、なんでちょっと残念そうなのw」 『…もう、仕方のない人ね…。』 『大丈夫、私はあなたしか見てないわ。』 『だから貴方も…ね？』 「あたしだけを見ててくれたら嬉しいな～、ね、せんせ～？」 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 小悪魔系？というかまあ手玉にとるタイプ？ 「」と『』できゃぴきゃぴ系と大人な感じに分けてますが、読み手の方の好みでどうぞ。 サムネの子が思ったより子どもっぽくなったので少し設定を追加。 名前は向日葵（こうじつ・あおい）です。