目潰し目潰し2026-04-25 11:51

声劇台本「誰かに遺す為」#2

モノ←亜人の少年、エルと共に旅をしている エル←人の少女、モノと共に旅をしている レオ←たった1人で〝道標〟の管理をしている青年 セリフの言い回し改変などご自由に楽しんで頂けたら幸いです ーーーーーー モノ「……よし……こんな感じで大丈夫ですか?」 レオ「ああ、完璧だ……助かるよ、人手があると……いつもより早く作業が進む」 エル「毎日この作業を続けられてるのですか?」 レオ「まあな……天候が悪い日以外は……自分の家から数日分の食料とかを用意して……綺麗にしながらまた移動という日々を過ごしている」 エル「まあ……」 モノ「……他に手伝ってくれる仲間は?」 レオ「……あー……今は〝一人〟だからな…… ……一人でこなしている」 モノ「……なるほど」 レオ「……さて……そろそろ日が沈んで来たな ここらを今日の寝床としよう……久しぶりの旅人だ……今日は寂しい夜にならなさそうだ」 エル「ご馳走様でした……ありがとうございます、わざわざお食事まで頂いて」 レオ「構わないさ、作業を手伝って貰った……何時もより何倍も早く進めたからこれぐらいのお礼は安いもんさ」 モノ「……この石はいつからここにあるんですか? こうやって毎日……綺麗にしていると……やっぱり何か大事な物なんですか?」 エル「……〝道標〟のようなものだと……おっしゃいましたね……?」 レオ「ああ……そう……だな ……なあ、2人は……この土地を見て、どう思った?」 モノ「どう……って……そうですね…… ……辺り1面に広がる草原……と言った感じでした……」 エル「先程モノにも聞いたのですが……この辺りには集落や国も街も無いと…… 人っ子一人居ない……静かな土地だな……と」 レオ「……もっと言うと ……〝印象に残らない〟……そう思わなかったか?」 エル「……ええと」 モノ「……すみません……正直言うと」 レオ「はは……構わない、そう思われても仕方がない…… 確かにここは……印象にも残らない、目立った建築も、絶景な自然も……何も無い場所だ だから滅多に人も通らない場所だ……だから 君たちみたいな旅人が通っても〝記憶に残らない〟場所とも言える」 エル「……じゃあ……あの石は」 レオ「……そんな土地だからこそ ……ここに生きていた人々が住んでいたという証明を残そう……そうなったんだ それが……この〝石〟という訳だ ……実はだな、この土地にも……〝村〟が有るんだ……、だけど……ほとんどの人はそんな村の存在にも気付かず素通りする……逆にその村も外交者も来なければ村から出て外交もする者もいない…… だから、村の外の人から〝村がある人々が暮らしている〟とも思われていない、無人の土地……そしてその村は〝地図にも載っていない村〟……俺はそんな村の住人の一人だ」 モノ「……なるほど……じゃあ……この石が続く先に」 レオ「その通り……俺の住む村が有る ……この石も、この土地を通る誰かの目に留まり……この石を辿りその誰かに村へ赴いて貰えたらと……願いを込めて、村の人間で協力して石を建てて行った……そしてそれを管理して行った ……それが、この石の正体さ」 エル「……他の皆さんは……どうされたんですか? 協力して建てたと言うのに……どうして今はレオさんが一人で……毎日」 モノ「……〝今は1人〟って先程言ってましたね……そう言えば」 2人の質問に、レオは一瞬眉を顰めると レオ「……さてと……今日は疲れただろ? 俺は明日に備えて寝るとするよ、君たちも休んでくれ」 そう、レオは自分のテントの方へと向かっていく、まるで話を無理やり区切る用様に エル「……行ってしまわれましたね」 モノ「……そうだね……気になるけど ……まあ……多分、このまま行けばその……〝地図にも載っていない村〟へと辿り着けるハズ……そこで全てがわかるかな」 続く

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#声劇#台本

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