**************************** 年がほどけたばかりの空を、 私は見上げている。 吐く息は白く、 静かに夜へ溶けていく。 凍雲が低く垂れ込め 今にも雪を落としそうなのに、 その奥で 初空月は確かに光っている。 不安も迷いも、 まだ冷たいまま。 それでも月は、 「始まりは、いつもこんな空だ」と 黙って教えてくれる。 曇っていても凍えていても、 光は消えない。 私は一歩、足を前に出す。 震えながらでもいい。 この空の下で、 新しい私を歩かせるために。 凍雲の向こうへ、 初空月と一緒に。 ****************************
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