登場人物:おれ(後輩くん) 形式:一人語り/朗読用台本 好きな声優アーティストさまの 曲名をタイトルとして 違うシチュエーションで 作成しました。 ---------------------------------------------------------------------- 春 ―ひだまり― 静かな朝。 窓の外には柔らかい陽射し。 先輩の笑顔を思い浮かべると 胸の奥が静かに安らぐ。 あのときもらった小さな西瓜糖。 春の花の匂いと混ざって 今でも心をそっとくすぐる。 会えない日々は少し寂しいけど 先輩のことを思い出すだけで 1日がやさしく満たされる。 次に会うときまで 西瓜糖の甘さを思い出に溶かしておきたい。 ほんの少しの静けさに支えられた 春の朝のひととき。 --------------------------------------------------------------- 夏 ―きらめき― 強い陽射しが差し込む午後。 カーテンの影が揺れる。 先輩の笑顔を思い浮かべると 胸の奥がじんわりと熱くなる。 あの夏の日の西瓜糖の甘さは 強い日差しと混ざって 今でも特別に感じられる。 会えない時間は少し寂しいけど 先輩を思い出すと 心は夏の光みたいに明るくなる。 次に会うときまで 西瓜糖のひと粒で夏の光を抱きしめたい。 ほんの少しのきらめきに支えられた 夏の午後。 --------------------------------------------------------------- 秋 ―こもれび― 落ち葉の匂いがふと部屋に入り込む午後。 光の筋がゆっくりと壁を滑る。 先輩の声を思い出すと 胸の奥が優しくほどける。 あの日もらった西瓜糖の甘みは あの夏の日の熱気と混ざって 今でも胸の奥で温かく揺れている。 会えない時間はやっぱり寂しいけど 先輩を思い浮かべるたび 心は木漏れ日の中で柔らかくなる。 次に会うときまで 西瓜糖の柔らかい甘さに心を預けていたい。 ほんの少しのやすらぎに支えられた 秋の黄昏時。 ------------------------------------------------------------------- 冬 ―ぬくもり― 窓の外には雪が舞い 静寂に包まれた部屋。 先輩の声を思い出すと 胸の奥がふわっと軽くなる。 あの西瓜糖の小さな甘さが 冷たい空気の中で ほのかなぬくもりみたいに感じられる。 会えない日々はやっぱり寂しいけど 先輩を思い浮かべるだけで 心は静かに満たされる。 次に会うときまで 西瓜糖の温かさを胸に閉じ込めていたい。 ほんの少しのぬくもりに支えられた 冬の日暮れ。 --------------------------------------------------------------------- ※参考:先輩目線「Memento」 https://coemee.com/topics/Y2Vum-72Ty8frFkv7cSzj ----------------------------------------------------------------------
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