昨日のつづきは、とても平坦で。 知らないはずの未来を知っているようだった。 目を閉じても、目を開けても。 今日という日は、昨日とよく似た顔をしている。 よく「平穏が一番だ」と言う。 それはきっと、間違いではない。 争いもなく、悲しみもなく。 大きく傷つくこともない毎日は、確かに穏やかだ。 だけど。 変わることをやめた平穏は、 いつしか停滞へと姿を変える。 何も失わない代わりに、何も得られない。 挑戦もしないから、失敗もしない。 安心だけが積み重なり、 気づけば心は少しずつ動かなくなっていく。 昨日と同じ道を歩き、 昨日と同じ言葉を口にして、 昨日と同じ夜を迎える。 それを幸せと呼ぶ人もいるだろう。 でも僕は、ときどき思う。 胸が痛むほど悔しい日も、 眠れないほど嬉しい日も。 生きている実感は、 いつだって「変化」の中にあったのではないか、と。 平穏は、守るもの。 だけど、停滞は、抜け出すもの。 その二つは、よく似ているようで、 決して同じではない。 だから今日くらいは。 昨日とは少しだけ違う景色を見に行こう。 その一歩が、 平穏を壊すためではなく。 もう一度、心を動かすためだと信じて。
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