SE:崩落音。炎。荒い息。 主人公:「ぐぁぁっ!!」 SE:地面を転がる。 敵:『もう諦めろ!いつもいつも邪魔ばかりしおって!』 主人公:「……っ、ぐは! そうも……いかねぇんだわ」 敵:『満身創痍のその身体で何ができるというのだ』 SE:足音。 敵:『仲間は逃げた、守るべき者も、もうここにはおらぬ!ならば―』 『何のために立つ?』 主人公:「……ハァ……ハァ……」 「さぁな」 「本音言えば、もう倒れてぇよ」 「痛ぇし、息できねぇし」 「立ってんのも、やっとだ」 敵:『ならば眠ればよい、貴様は十分足掻いた』 SE:首を掴まれる。 主人公:「っ……が……!」 敵:『何故だ』 『何故そこまでして立つ』 『貴様に何の得がある』 主人公:「……得とか、ゴフォゴフォ」 「考えたことねぇな」 敵:『愚かだ』 主人公:「だろうな、俺も…そう思うよ。」 SE:遠くで、記憶の声。 記憶の声:【ヒーローって、怖くないの?】 主人公(心の声):「……怖ぇよ」 記憶の声:【じゃあなんで戦うの?】 主人公:「……あぁ、そういや」 SE:回想が少し鮮明に。 記憶の声:【まってるからね!】【約束だよ!】 主人公:「約束……しちまったんだよな」 敵:『何を言っている』 主人公:「後で追いつくって、言っちまった」 SE:ゆっくり立ち上がる。 敵:『まだ立つというのか』 主人公:「正義とか、ヒーローとかよぉ、正直、よく分かんねぇ」「でもっ――」 SE:拳を握る。 主人公:「骨が折れようが! 血反吐を吐こうが! 誰かのために立てんのが!! 強ぇんだとさぁぁぁ!!」 SE:突進。 主人公:「うぉぉぉらぁぁ!! くたばれっよぉぉぉおおお!!」 敵:『な、ばかな――!!』 SE:衝撃。 SE:無音。荒い呼吸。 主人公:「……っ、いってぇ」 主人公:「……あのガキ逃っ…」 SE:バタン
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