どうして蝉は こんなにも大きな声で鳴くのだろう と 人間は言う 暗く冷たい土の中で 僕は長い長い時を過ごした 空を知らない 風を知らない 太陽の温もりさえも知らない それでも僕は この夏が来ることを信じていた ようやく羽を広げた世界は 思っていたよりも眩しくて 青い空 頬を撫(な)でる風 木々を揺らす音 そのすべてが 生きる喜びになった 僕は歌う 僕は生きていると この世界に伝えたかったから 同じ夏に生まれ 最初で最後の夏を生きる仲間と歌う そして 短い時の中で 僕は恋をした この胸の高鳴りを この喜びを 君に届けたくて 僕は歌う たった一度の夏だから この命のすべてを この声に乗せて やがて夏が終わる 僕の歌も 少しずつ風へ溶けていく だけど後悔はない 長い時を待ち続けて ようやく出会えた夏 生きる喜びを知り 仲間と笑い 恋を知ることができた だから今日も 蝉は歌う 短い命を嘆(なげ)いて 歌うんじゃない 生きていることが嬉しいから 僕らは歌うんだ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 性別変更〇 アドリブ、アレンジ〇 昨日の配信で頂いたアイデアをもとに、書いてみました。
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