蜂乃巣ゆん蜂乃巣ゆん2026-08-09 15:02

隣に、いたかった。

あ、初めまして……。 私、タクヤの恋人です。 いつも親切にしてくれてる高山さん……ですよね? あ……いや、その、謝らなくていいんです! 今日は……高山さんに、お願いがあって来ました。 私……あと半年で、死んじゃうみたいで。 ……。 ふふっ。 変ですよね。 自分で言ってるのに、なんか……他人事みたい。 でも、本当なんです。 それで……私がいなくなった後の、タクヤのことなんですけど。 あの人、優しすぎて損しちゃうし。 人のことばっかり気にするくせに、自分のことは全然うまくできないじゃないですか。 辛くても、大丈夫って言うし。 寂しくても、一人でなんとかしようとするし。 たぶん……私がいなくなっても、 周りには笑って、大丈夫なふりすると思うんです。 だから……高山さん。 タクヤのこと、お願いしたくて。 ちゃんとご飯食べてるかとか。 無理して笑ってないかとか。 たまにでいいんです。 ちょっとだけ、気にしてあげてほしくて。 ……。 え? あれ……? なんで……涙、出るんだろ。 おかしいな……。 ちゃんと泣かないようにしようって、決めてきたのにな……。 だって、泣いたら……。 本当に私、死ぬみたいじゃないですか……。 ……嫌だなぁ。 私……。 まだ、タクヤの隣にいたいなぁ……。 ……ごめんなさい。 困りますよね、いきなりこんなこと言われても。 でも……どうにかしないとって、そればっかり考えちゃって。 私がいなくなったら、あの人どうするんだろうって。 ちゃんとご飯食べるかな、とか。 仕事、無理しないかな、とか。 一人で泣いてないかな、とか……。 考え始めたら、もう……止まらなくなって。 でも、私にはどうすることもできなくて。 どうしようもなくて……。 だから、せめて。 誰かに見ててもらえたらって、思ったんです。 私がいなくなったあとも……。 タクヤがちゃんと、生きていけるように。

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#シチュエーションボイス#ゆんの台本

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