その並びには、 私が一歩あとを歩く、 穏やかな距離があった。 だけど、想いは少しずつすれ違う。 同じ景色を見ているはずなのに、 見つめる未来だけが違っていた。 いつしか私は、「貴方と私」ではなく、 「私と貴方」を考えるようになった。 私の寂しさ。 私の願い。 「私」が先に立った瞬間、 二人の天秤は静かに傾いていた。 あの頃の私は、 貴方を大切にできていただろうか。
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