蜂乃巣ゆん蜂乃巣ゆん2026-08-02 09:27

第1話「祖父の、遺言。」

祖父「……アーク、まだ起きているか。」 祖父「悪いが、その棚にある木箱を持って来てくれ。」 祖父「そう、それだ。ありがとう。」 祖父「……開けなさい。」 祖父「驚いたか。それは今日から、お前が持つ物だ。」 祖父「名前は今は知らなくていい。知れば、お前はきっと余計なことを考える。」 祖父「……アーク、お前に頼みがある。」 祖父「その箱を、一人の少女へ届けてほしい。」 祖父「名は、エリシア。」 祖父「銀色の髪。黄金の瞳。その姿なら、必ず分かる。」 祖父「会ったら、この箱を渡せ。それだけでいい。」 祖父「……場所が分からない、そう言いたいんだろう。」 祖父「永遠の黄昏。そこへ行けば、必ず会える。」 祖父「安心しろ。お前は必ず辿り着く。だから焦るな。」 祖父「そして、この箱は決して誰にも見せるな。」 祖父「皇帝にも。」 祖父「教会にも。」 祖父「……誰にもだ。」 祖父「理由は聞くな。今のお前に話しても、信じられない。」 祖父「信じなくてもいい。ただ、約束だけは守れ。」 祖父「人を疑え。だが、人を憎むな。」 祖父「その言葉だけは、この先何があっても忘れるな。」 祖父「……すまなかったな。本当なら、お前には普通の人生を歩ませたかった。」 祖父「こんな役目など、背負わせたくはなかった。」 祖父「それでも……お前しか、いないんだ。」 祖父「レオニス様。千年、お待たせしました。」 祖父「ようやく……約束を果たせます。」 祖父「……ありがとう。」 ???「……届いたのですね。」 ???「レオニス。」 ???「あなたの願いは……まだ終わっていません。」 ―― 第一話 終 ―― ``

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#シチュエーションボイス#ゆんの台本

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