題名『妖狐』 少しでもお気に召して頂けたら幸いに存じます。 ※アレンジ・アドリブ大歓迎です。 🦊゜*:.。.:*⛩️゜*:.。.:* いや~、これは……ちょっと予想外だねぇ。 本当に緊急事態だから、仕方が無いんだけど……。うん。圧倒的に時間が足りねーや。 だから……ちょいとしんどいんだけど、例の術法やるわ。 《間》 もしかしたら、この身体はもう使い物にならなくなるかもしれないけど……、まっ、そん時はそん時だな! 駄目だった時はつまり、【一人称】の力量が、その程度だったって事だ。 《間》 おいおい、なんて顔してやがるよ。 悪い。脅かし過ぎたな。 大丈夫。大丈夫だから。 それに、【二人称】はもう、独りじゃないだろう? 師匠も居れば、仲間も居る。それに、村の連中だって。 み~んな、【二人称】の味方だ。 【二人称】に何か有ったら、きっと助けてくれる。 だから【二人称】も、しんどそうな人が居たら、手を差し伸べたり、話を聞いてやったりするんだぞ? 約束出来そうか? 《間》 ん!良い返事だ! じゃ、ここは危険だから、みんなと一緒に行け。いいな? 《間》 よし!良い子だ。 では、村長(むらおさ)!この子の事、宜しくお願いします。 村の衆も連れて早く! 《間》 心配すんなって。ただじゃあ死なねぇよ。 【一人称】の生き汚さは筋金入りだって、よぉっく知ってるだろう?《笑》 けどま、何があるか分かんねぇから、一応言っとくか……。 達者でな。あばよ! 《間》 さ~て?村の衆の退避は完了したかな~? ……ん。ダイジョブそーだね。 んじゃ、封印を解いて~っと。 あー……いいね……。この全身に力が満ちていく感じ、最高~☆ てか、妖力全開とか、いつ振りだろ? マジで久しぶり過ぎて忘れちゃった~。アハハ♪ しかし、この【一人称】が全力出して互角とか、バケモノ過ぎて笑うわ。 ……今回のは、ちゃ~んと楽しめそうだなぁ。 おっとぉ! ねぇ。なぁに~今の? もしかして不意打ちのつもり? だとしたら、随分とお粗末な攻撃だねぇ? あんまり【一人称】を見くびらないでくれる? 伊達に千年、ヒトに、祀られてねぇってんだよ。 数多のヒトの願いを背負った【一人称】は強いぜ? ほら、かかって来いよ。返り討ちにしてやる☆ 🦊゜*:.。.:*⛩️゜*:.。.:* 本文は以上です。ご覧頂き、誠に有難う御座いました。皆様からのご投稿及びご感想を、心よりお待ち申し上げております。 また、細心の注意を払ってはおりますが、誤字脱字などが有りましたら、是非、台本のコメントにてお知らせ頂ければと存じます。ご協力のほど、どうぞ宜しくお願い致します。 🦊゜*:.。.:*⛩️゜*:.。.:* 《設定》 口調は軽いし、着物は着崩すし、平気で『飲む、打つ、買う』し、ついでにす~ぐ人に『借りる』し、更に『ツケる』しの、絵に描いたような碌でなしの術者で、修行している様子も全く無いが、実力は本物。滅茶苦茶強い。 しかし、その正体は齢三千年を超える妖狐(天狐)。 人が好きで、普段は術者に化け、神社の神主のまねごとをしている。 近隣の宿場町の遊女が産み捨てたり、戦や飢饉、病や事故等で家族を亡くした孤児を引き取り、衣食住を世話し、学問を教えたり、野良仕事をしたり、保存食を作ったりと、『家族』をしている。 数十年に一度死んだふりをし、別人に姿を変えて村に戻って来る。 今回の台本の様な、丁度良い切っ掛けがあるとやる。
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