蜂乃巣ゆん蜂乃巣ゆん2026-08-11 13:10

第11話 Root B「魔族と、使命と。」

エリシア「……分かりました。」 エリシア「それが、あなたの選択なのですね。」 教会騎士「賢明だ。」 教会騎士「行くぞ。」 少女「待って……。」 少女「お願い。」 少女「お母さんのところに帰りたいの。」 教会騎士「歩け。」 少女「痛い……。」 エリシア「……。」 少女「お兄ちゃん……。」 少女「……助けて。」 教会騎士「連れて行け。」 少女「嫌……。」 少女「お母さん……。」 少女「お母さん!」 エリシア「……行きましょう。」 エリシア「追えば、まだ間に合う。」 エリシア「……。」 エリシア「いえ。」 エリシア「すみません。」 エリシア「あなたの選択に、私が口を挟むべきではありませんでした。」 エリシア「王印を守り、目的地へ届ける。」 エリシア「それが、あなたがお祖父様から託された役目です。」 エリシア「教会と敵対すれば、その役目さえ果たせなくなるかもしれない。」 エリシア「だから、間違ってはいません。」 エリシア「……それでも気になりますか。」 エリシア「なら、覚えておいてください。」 エリシア「あの子の顔を。」 エリシア「正しい選択だったのかどうかを、今決める必要はありません。」 エリシア「いつか、あなた自身が決めればいい。」 教会騎士「待て。」 教会騎士「そこの二人。」 教会騎士「念のため、身元を確認する。」 エリシア「……。」 教会騎士「女。外套を取れ。」 エリシア「お断りします。」 教会騎士「ならば荷物を改める。」 エリシア「それも、お断りします。」 教会騎士「何か隠しているな。」 エリシア「アーク。」 エリシア「王印を。」 エリシア「絶対に見せてはいけません。」 教会騎士「……王印?」 エリシア「……。」 教会騎士「今、王印と言ったな。」 エリシア「走ってください。」 教会騎士「待て!」 教会騎士「二人を捕らえろ!」 エリシア「……皮肉ですね。」 エリシア「助けても。」 エリシア「助けなくても。」 エリシア「どうやら私たちは、教会から逃げる運命のようです。」

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#シチュエーションボイス#ゆんの台本

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