目潰し目潰し2026-03-02 02:09

【声劇台本】閉ざされたアトリエ#10

登場人物 来栖(くるす)(女)【解明師】 きー君(男)【収集屋】 僕(ぼく)(男・女)【雑用係】 兼【主人公】 牧瀬 紗良(まきせ さら)(女)【依頼人】 前回の続きからとなります、ニュアンス、読み方の変更などなど、自由にして頂いたら… フリー台本みたいな物なのでなんなりと…ご自由にお使いくださいまし ーーーー きー君「分かったって……マジか……? 俺には全然分かんねぇけど……」 牧瀬「……私も……全然……」 来栖「まあ、ここまで全く喋ることも無かったんだ、それじゃあ……【主人公】らしくない……だろ? さあ、聞かせておくれよ、君の気付いた【ダメな部分がとこか分かった】事を」 僕「……ええと ……なんんと言うか……上手く……説明出来るか分からないけど ……昭和時代の滝沢先生の作品……全盛期の頃だって言うから……凄く……躍動感がある……、滝沢先生の作品の最たる賛美は……【まるで本当に動いて見える】と言う物…… だけど……平成後期……最近までの作品……コレを見てて……思った事なんだけど ……【普通】の……【凄い作品】だな……って」 きー君「……は?」 僕「……だたの……【普通の凄い作品】…… ……言語化が難しいんだけど……平成後期の作品も……凄い……確かに、凄いんだけど…… ……昭和時代の作品群で感じられた……【動いているみたいに錯覚する】衝撃みたいな物が……段々と……薄れてる気がする…… 全盛期時代の才能が……なんだか薄れて……【ありきたり】……?ありきたりな……普通の……普通の芸術作品になってる……かな」 来栖「……いやはや…… なかなか手厳しい意見だね?」 僕「っ……来栖さんが言えって言うから」 来栖「……僕が聞きたかった一般人からの忌憚(きたん)のない意見という物が聞けて、良かったよ」 僕『来栖さんはそう言うと、2枚の絵画を並べて見せて、語り出す』 来栖「……彼の言う事は、とても重要かつ、最も答えに近付く為の鋭い意見だ…… ……【絵画】の作品で……特に顕著に分かる ……昭和時代と平成後期の作品をこうして並べてみて見れば……例えばここ…… 昭和時代の動き回る人物とか……動く手足の残像……よく見れば髪の揺れてる様子など……細かく再現されている 動く木々の枝先の葉っぱの1枚1枚の動く様子に至るまで……細やかだ だけど平成時代のこの絵にも……動いている被写体はあるが……」 きー君「……言われてみれば…… ……あー……なんだろうな…… ……【写真にしました】って……感じ?……静止画感……昭和後期の作品みたいな……細かな表現がなんだか……減ってる気がするな」 来栖「……これは……恐らくだが、滝沢総司と言う人物は…… 【目が非常に優れていた】のだろうな……、普通の画家やなんかと違い ……多分昭和後期のこの作品も……実際の風景を目にしては、目の前で動き回る様々な視覚の情報を絵にしてこんな凄まじい表現に出来てきた…… ……だが……この平成後期の作品には、それがなんだか落ちぶれて見える……それは何故か」 僕『……来栖さんは、平成後期の作品を指さしながら言う』 来栖「きー君、今君が言ったな……?【写真】と……? その通りだと思う……恐らく……この平成後期の作品は……現地に赴き風景をリアルタイムに【その場で模写】した物では無く ……【風景の写真】をそのまま……絵にしたのだろう」 牧瀬「……はっ」 来栖「……牧瀬、君なら……多分分かるんじゃないか……? ……滝沢は自身のアトリエに籠り作品を制作すると言ったが……それ以前は……外に出向きその場で作品を描きあげる事があっただろう? だが……それが、最近……【アトリエに籠り作品制作が殆ど】……と ……【風景の写真を撮ってこい】……そんな命令をされる事、多くなった……と ……違わないか?」 牧瀬「……それは」 来栖「……牧瀬、君なら傍に着いていたから更に分かるはずだ ……滝沢は……【体調】も良くなくなっていた…… ……【外に出て行く事】も減った ……ここまで言えば、薄々君も、何故自殺に至ったかの理由……想像が着くんじゃないか……?」 ーー続くーー

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#声劇

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