黒須木ヤト黒須木ヤト2026-04-14 10:14

【朗読】夜桜に酔いて…

《作者より》 お酒の勢いで告白されても嬉しくないよ。 酔ってないっていうなら、明日また言ってほしいな…? そんな台本です。 《ルール》 思い思いの解釈で、自由にお楽しみください。 一人称や言い回しの変更もOKです。 《お知らせ》 黒須木ヤトのXでは他にも多数の無料作品を公開・発信しています。 宜しければお気軽にフォローのほど宜しくお願いします。 ***《ここから台本》*** 夜桜の下、君はもうすっかり顔が赤くなっていた。 どれだけ飲んだの、と呆れながらも私は その様子に、少しだけ気を抜いていた。 春の夜は薄っすらと現実をぼかす。 やわらかい光と、風に揺れる花びらに、周囲の笑い声。 そのせいだろう、言葉も少しばかり軽くなる。 だから、その「好き」も、きっとそういうものだと思った。 こういう空気になると、人は何故か素直になる。 ずるいな、と思う。 こんな場所で、そんな顔で言われたら……。 たぶん君は、少し酔っていて。 でも、その言葉が全部嘘じゃないことも なんとなく分かっていた。 それでも頷けなかったのは 後で「覚えてない」なんて言われた時に傷付くから。 期待は、一度してしまうと簡単には消えない。 だから私は、ちゃんと残る形がほしかった。 もし本当に、お酒のせいじゃないなら。 明日も覚えていると言えるなら。 ……明日、もう一度言ってほしい。 ちゃんとした言葉で。 そうやって、答えは預けた。 夜桜は、綺麗過ぎるから。 全部、本当みたいに思えてしまう。 ……或いは。 悪酔いしているのは、私の心かもしれない。 ***《ここまで台本》***

115
#朗読#お花見

回答一覧1

まだ回答がありません

最初の回答者になってみませんか?