「放課後！雑学バトル」

⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ 男：「だからね、水族館のラッコは仲間とはぐれないように寝る時に手を繋ぐみたいだよ！」 女：「へぇ〜、そうなんだぁ！あんたってホント、動物だけは詳しいわよね。」 男：「まぁねっ！好きだから自然と覚えちゃうんだ。」 女：「ふ〜ん。あっ、じゃあ！私もとっておきの動物雑学を披露してあげるわ！」 男：「うーん、キミが知ってる程度の雑学だったらボクも知ってると思うけどなぁ。」 女：「うるさいわねっ！そう言っていられるのも今のうちよっ！きっと衝撃の事実すぎて言葉を失うんだからっ！」 男：「はいはい。いいから、早く言ってごらんよ！」 女：「オホンッ！じゃあ、いくわね。ペンギンって分かるかしら？」 男：「...いや、分かるよ。」 女：「信じらんないと思うけど...」 男：「...うん。」 女：「なんとっ！プロポーズする時にオスがメスに綺麗な石をプレゼントするんだって！！」 男：「......」 女：「どう！？知らなかったでしょ〜！？でも、なんかロマンティックよねぇ。」 男：「...っ！」(無言で走り去る) 女：「...って！？ちょっと！？どこいくのよっ！？」 女：「...さてはあいつ、ホントに知らなくて悔しいから逃げちゃった...？...ん？いや、戻ってきたわ。」 男：「はぁっ、はぁっ...」(少し息切れしている) 女：「あんたねぇ！どっか行くなら何か一言ぐらい...」 男：「...はいっ！」(何かを手渡す) 女：「...って、何これ？...石コロ？って、えっ...！？あんた...まさかっ！？」 男：「すぅっ...。」(深呼吸) 男：「ペンギンみたいで可愛いよっ！！...あっ、じゃなくてっ！！えと...ずっと前から好きでしたっ！！ボクと付き合って下さいっ！！」 女：「やっぱり〜っ！？って、いやっ...ちょっ...待ってよ...えぇっ！？い、今なのぉっ！？」 男：「ごめんっ！キミが『ペンギン』って言った瞬間に、きっとこの話なんだろうなぁって気付いちゃってさ...！だったら、この流れで告白しちゃおうって...！」 女：「あんたねぇっ！こ、告白くらいはマジメにしなさいよっ！」 男：「ははっ...。そうだよね、ホントごめん...」 女：「もうっ、勝手にやって勝手に落ち込んでるんじゃないわよ...。で、いつかちゃんとした石は持って来てくれるのよね？」 男：「えっ、それって...？」 女：「ふふっ...待ってるからね！」 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ ※男女不問。 一人で声を変えて頂いても大丈夫です。 内容が変わらない範囲での アドリブや改変は大歓迎です。