﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌ わたしの中に 確かに存在する彼。 人の視線が怖くて 胸が張り裂けそうになると 前へ出てくれる嘘つきの彼。 彼はわたしの代わりに 言葉を並べてくれる。 まるで平気そうに見えるけれど 本当はわたしより ずっと震えていて 嘘をつかないと 息が続かない臆病者。 それでも わたしは彼に頼ってしまう。 自分の声を出すのが怖いから。 自分の本当の姿が 自分の本当の心が醜いから。 真実をさらけ出して 拒まれたくないから。 彼の手を借りて 綴った言葉たちには いつもわたしが隠れている。 本当は彼を利用しているだけ。 今はまだこの形でしか 外の世界と繋がることができない。 彼がつく嘘は わたしの気持ちを 落ち着かせるためのひとつ。 その嘘が この場所で許されるなら もう少しだけ 彼に頼ってもいいだろうか。 優しすぎる仲間たちに 甘えてばかりで 足を踏み外さないように わたしも いつかは強くなりたい。 ﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌
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