蜂乃巣ゆん蜂乃巣ゆん2026-06-05 16:22

真夏の、イルミネーション。

真夏の、イルミネーション。 夏の暑さが嫌い。 早く終わってくれないかな、と毎年思う。 夏を過ごすくらいなら冬がいい。 ……まぁ、冬も嫌いなのだけど。 ただ、好きなものは だいたい冬にしか現れてくれない。 新作のチョコとか。 クリスマス前後だけのイルミネーションとか。 なんでだろう。 春のバレンタインだっていいじゃないか。 真夏のイルミネーションだって、いいじゃないか。 私だったら、大満足なのに。 そんな話を君にしたら、 君はひとしきり笑ったあとで言った。 「寒い日に食べるチョコがいいんだろ?」 「それにさ、花火とイルミネーション被ったら……しつこくない?」 「あ、たしかに。それは嫌。」 思わず即答してしまった。 君は笑いながら続ける。 「まぁ、風物詩ってやつだよ。」 「君は君だけの風物詩でいいんじゃない?」 「真夏のイルミネーション。」 「花火が見たいんだか、イルミが見たいんだか分かんないけど。」 「僕的には却下だけどね。」 終始ふざけているようで。 でも。 “君は君でいい” そう言われたような気がして、 少し、嬉しかった。 「ありがと。」 なんて言うのは、なんだかしゃくだったので。 あとでアイスでも買ってあげようと、 こっそり思う私だった。

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#朗読#朗読#ゆんの台本

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