世界とは舞台である その劇場は主演の一生を演じる場所。 一人の主演が舞台に上がり、一つの演目を演じて舞台から去っていく。 毎夜違う演目を繰り返し、違う主演が舞台に上がる。 観覧席に座る観客が舞台に上がり主演となって演じることも。 これはそんな不思議な劇場を管理する支配人が演目の幕間に舞台のシナリオについて語るセリフ。 男女どちらで読んでもOKです。 世界観を壊さない程度のアレンジ、アドリブOK 以下本編です。 ✂︎-----------------------ₖᵢᵣᵢₜₒᵣᵢₛₑₙ-----------------------✂︎ おや。お早い到着ですね。 ただいまの時間は、幕間(まくあい)。次の演目までしばしお待ちください。 …退屈そうなお顔ですね。 暇を持て余しているなら、話し相手になりましょうか? そうですね…このホールのシナリオについてお話ししましょうか。 舞台のシナリオは主演によって様々です。 主演一人だけで完結する舞台もあれば、他の演者と複雑に絡み合う舞台もある。 それが喜劇となるか、悲劇となるかは主演次第。 主演に刻み込まれた星の定めによって、演目は様々に変化する。 星の定めを受け入れるか、逃れるか、はたまた打ち砕くか。 その場のアドリブ次第では予期せぬ結末を迎える舞台もしばしば。 一つとして同じものはない。まさに千差万別。 だからこそ、この世界(ホール)は動き続けるのです。 ああ、開演ブザーが鳴りましたね。 どうぞお好きな場所へお進みください。 新たな舞台をはじめましょう。
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