当台本は、10月26日早朝の『悠悠自適』にて、 忽那 志太狼さんより発案された企画 『お題三銃士+α(仮)』の台本です。 今回のテーマは『浅葱色』です。 (色言葉は『幸福・愛・友情』です) ※説明文はTSUYURIさんの企画台本お題より 企画、初参加(+αの1人)です。 お声掛けいただいた城生 悠正さん、 ありがとうございます。 ﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌ 登場人物:ぼく(先輩) 形式:一人語り/朗読用台本 ﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌ 浅葱色のシャツが 朝の光をやわらかく受けていた。 緑がかった明るい青色の透明感が まるで君そのものみたいだと思ってしまう。 静かな街の空気の中で 君の背中が動く。 きちんと整えられたその色に 目が離せなくなる。 軽やかで真っ直ぐで それでいてどこか切ない。 誰よりも前を向くその姿に ぼくはいつも 追いつけないままだ。 かつて 強さの象徴だった浅葱色。 志(こころざし)を持ち 決意を示した若者が その色の羽織をはおるように 凛としたその姿が 君の背中にやさしく 馴染んでいる。 この色には愛や友情などという 色言葉があると聞くけれど 君の心は誰に向いているのだろう。 景色の向こうで光が揺れて ぼくの心を染めていく。 そして今日もまた 君の浅葱色を目で追い続けてしまう。 思い描く幸福(しあわせ)が 同じである日が来ることを そっと祈りながら。 ﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌ ※僕以外の『お題銃士』 TSUYURIさん、桜華さん、忽那 志太狼さん、 あさぎ21号さん、 城生 悠正さん、 +α?達の作品も、 どうぞよろしくお願いいたします! ﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌
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