朗読台本「七色の橋」(虹Answer)

﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌ 空を見上げるたび 君の言葉が ぼくを導いてくれる。 あの日かかった 七色の橋を見て ぼくは笑顔になれた。 靴紐を結び直した時 風に助けられて未来へ向いた。 君と描くユメの続きに 心が躍る。 期待と不安が混ざる鼓動も 君と一緒なら大丈夫。 乗り越えられる。 空を見上げると 雨上がりの七色の橋。 涙の跡が乾く頃 君の空を思う。 離れていても 同じ空を見ている。 そして同じように笑っている。 それぞれの空。 それぞれの記憶。 それぞれの物語を歩み 涙した日。 笑顔になれた日。 君もぼくの知らない涙を 隠していた。 お互いの喜びと悲しみは 似ているようで同じじゃない。 明日も未来も 決め事にしがちだったけど 焦らなくていい。 季節が巡るように 心もゆっくり変わっていく。 君が思ってくれるように ぼくだって 君のことを ひとりきりにはしない。 「涙のない世界にも その橋はかかりますか」 壁に残った言葉を 指でなぞると 悲しみを遠ざけようと していた ぼくが見える。 ぼくにも橋を かけられるだろうかと 静かに息を吸った。 傘を閉じて空を仰ぐ。 君の強い言葉の先に 七色の橋が見えた。 涙した日も 思い出となる ぼくの空に。 君が見つめたその光は ちゃんとぼくにも届いていた。 涙が晴れた空の下 絆と名付けた虹を見ている。 離れていたはずの ふたつの景色が寄り添い 同じ明日に向かって 心が走り出す。 君が見つけた空の続きへ ぼくも踏み出していく。 ﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌ ※参考:リスペクト 🌈AquaTimez「虹」🌈 ﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌﹌