目潰し目潰し2026-04-17 09:50

声劇台本「たった1人の騎士団の国」♯2

モノ←亜人の少年、エルを〝攫っている〟 エル←透き通るような気品が溢れる人の女性、モノに〝攫われながら〟共に旅をしている ダルクル←気高き騎士の勇敢な男、モノ達が通過しようとする国の門の前に立ち塞がる 思い付きでまた書き始めた台本です…… 言い回し変更など自由なので…… もし良かったら……自由にご利用ください 読みずらい雑多な文章で申し訳ないです…… ーーーーーー エル「……コレは……なんですか?」 モノ「コレは山岳地帯やなんかに多く生えてる〝食べれる根〟ってヤツ…… そのままだと、固くてとても食べれたものじゃないけど……こうして火で炙って……皮を取ると……ほら」 エル「まあ……まるで〝芋〟みたいですね」 モノ「甘くて栄養もある、山岳地帯じゃ重宝される食料だよ、温かいうちに食べよう」 エル「ええ……頂きます っ……ホントだ……とても甘い、美味しいですね」 モノ「でしょ?沢山あるから遠慮なく食べて ……あ、そうだ……ダルクルさん」 ダルクル「……ん?」 モノ「もし良かったら……どうですか? 一緒に?」 ダルクル「……俺は腹は減ってない」 エル「ですが……目の前で私達だけ食事をしてるのは忍びないです」 ダルクル「目の前でテントを設営したのらお前達だろ……」 モノ「まあ……そう言わず……これから色々交渉し合う仲なので……ここは1つ」 ダルクル「交渉し合う仲って…… ……はあ……分かった……なら1つ……頂くとしよう……」 モノ「……お口に合いますか?」 ダルクル「……食べ慣れた味だ」 エル「お飲み物はいかがです?」 モノ「硬い地べたは腰が痛いでしょうから……柔らかい布も」 ダルクル「……おい、まさかこれが〝交渉〟か?」 モノ「……戦争中と……お伺いしましたが……いつから続いてるんですか?」 ダルクル「……数ヶ月は続いている」 エル「数ヶ月……そんな前から、ここへ来る前に立ち寄った国では……この国で戦争が起きてると言う話は耳にしなかったのですが」 ダルクル「突然攻めいられたからな…… ……それ以来ずっと……防衛戦を張っている ……周辺国とのやり取りもせず、我が国は守りに徹している訳だ」 モノ「……なるほど……でも……数ヶ月の間……国民や騎士団は……国に閉じこもる訳ですよね……? その間……生活やなんかは……問題無いんですか……?ほら……食料や物資とか」 ダルクル「我が国は元々ご覧の様に……自然の要塞国家だ、籠城戦に備え丸1年間は耐え凌げる食料物資の備蓄がある だから問題は無い」 モノ「……だとしても ……なぜ、ダルクルさんは……〝1人で〟、ここを見張ってるんです?」 ダルクルは一瞬、ピクリと眉を揺らし、大きく一息を置くと応える ダルクル「……喋れる事はここまでだ ……長旅で疲れてるのだろう、早く休め」 2人に背を向け歩き去る エル「あっ……」 モノ「……行ってしまった」 エル「……仕方がありません……ね ……私達も、休みましょう」 モノ「そうだね……」 2人はこの日、お互いに代わり番にて夜を過ごした あくる朝、2人は朝日が登りきる前の淡い空の下で目を覚ます 橋の方を見るとダルクルは昨日と同じ場所に静かに腰を掛けていた 2人は周辺の散策をする エル「ここら一帯はほぼ岩肌で……草木は咲いてはいないのですね……」 モノ「そうだね……だから昨晩食べたみたいな……栄養が少ない地でも根を張る植物とかが多い ……そのせいで、ここら地域には野生動物や魔物も生息はしてないのさ」 エル「……こんな過酷な環境なのにあの様な国を建国したと言うのは……凄い事です」 モノ「だね……そんな過酷な土地で国を建てて育った人達だからこそ……物凄く強いんだと思う ダルクルさんも……あの着てた鎧が、傷まみれで……見栄や名誉で着飾ってるって感じじゃなかった……多分物凄い数の修羅場を乗り越えてきたって証拠だと思う、あの人も相当凄い戦士だろうね」 エル「……だからこその……〝1人〟なのでしょうか?」 モノ「……うーん……そこ……だよね、強いからって……たった1人ってのは……やっぱ変だよね」 エル「ええ…… それに……もう1つ……私、気になることがありますの」 モノ「……気になる事?」 エル「……戦争と言われていたのに ……この国に来るまでの道中も……そしてこの周辺にも……どうしてか……〝遺体〟の一つも転がっていないのか……」 モノ「……続けて」 エル「……籠城戦とダルクル殿は仰られていて……となると……大規模な戦闘の後の処理を行ってはないのかなと…… 本来戦争の後は残された遺体から疫病などが広がらない様、処理されるのが大半ですが…… ですが不測の侵略戦争を仕掛けられて、戦闘後に修繕作業を行ってないのであれば…… それがままなってないのならば…… そこら一帯に遺体が転がっててもおかしくはないのに……それが……〝1つも無い〟……それが……奇妙で……」 モノ「……なるほど 実はね……僕も……奇妙な事に気が付いててね…… ……ダルクルさんの鎧……覚えてるよね?」 エル「……ええ」 モノ「……戦闘があったのなら……遺体もそうだけど…… 激しくぶつかり合った鎧や武器とかの〝破片〟が……いくつか転がっててもおかしくないのに、それが……〝全く無い〟んだよね…… 更に言えば……ダルクルさんの鎧……なんか……傷まみれだけど……その傷が……なんか〝古い傷〟ばかりに見える、つい最近戦闘で出来たって言う感じがしない と言うか……侵略戦争って言ってたのに ……大軍が移動してきたみたいな……〝足跡〟も何も……何も無い……」 2人は辺りを見渡す 侵略戦争、そう聞いているが 辺りには……遺体、足跡、鎧や武器の破片に至るまでの、〝戦争の痕跡〟が何一つとして無かった まるで戦争なんて、〝そもそも無かった 〟と思えるまでに…… エル「……一体どういう事……なのでしょうか」 モノ「……分からないけど 多分、ダルクルさんは……何かを〝隠してる〟のかも」 エル「隠してると言うと……?」 モノ「……見られたくない何か……かな それは……あの〝国の中〟にあるんだろうね」 2人は、そう、大穴の真ん中に浮かぶ国を見つめる 続く

93
#声劇

回答一覧0

まだ回答がありません

最初の回答者になってみませんか?