四季

　私のお題は、一人称・二人称、語尾の改変はして頂いても構いません。ただし、セリフの文脈が変わるほどの過度の改変はおやめくださいますよう、ご協力をお願いいたします。 　以下、本文です。 　春。風に舞う桜の花びら。ひらひら、ふわふわ。まるで、風の妖精が花びらとダンスを踊っているかのよう。 　夏。力の限り歌う蝉の声。生きたい、生きよう。まるで、土の妖精が生まれた命を支えるかのよう。 　秋。赤く色づく木々。ひらひら、はらはら。まるで、火の妖精が命の灯火を強く燃やし尽くしているかのよう。 　冬。深々と降る雪。眠れ、眠れ。まるで、水の妖精が次へと進むために命を眠らせるかのように。 巡る。巡る。命は巡る。四季は巡る。循環する流れと共に。 　四季折々に、命は咲く。