玉砂利玉砂利2025-11-30 20:01

【ひとくちファンタジー】始まりの村がありまして【1】

書きたいとこだけ書き出したプチ台本、【ひとくちファンタジー】 どこかにあるファンタジーな世界の片隅で起こっていたかもしれない一瞬を切り取り、台本にしました。性別、アドリブ、単品のみ等、特に制限はありませんので自由に演じてください。 【始まりの村がありまして】 ”見慣れた門をくぐり振り返った時、この村の門は思ったより大きく、立派だったのだと気が付いた。” ───とある旅人 ■見送る家族 ・心配性な家族 「ちゃんと食料は持った?雨具は?今日は風が強いから早めに宿を探しなさい。それから、それから……あぁ!もうっ!心配だ!やっぱり隣村まではついて行ってもいいかなぁ!?」 ・豪快な家族 「よぉーし!これで今日からお前も旅人の一人だ!なに、心配はいらねぇ。生きてりゃ大抵のこたぁなんとかなる。一旗上げるまでせいぜい達者にやんな!ここで待っててやっからよ」 ■村の人々 ・雑貨屋さん 「こんなに大荷物、どうするんだい?……えぇ!?アンタここを出るのかい!やっぱ人の子の成長は早いもんだねぇ。よーし、じゃあ餞別代わりにオマケつけてやろう。しっかりやんなよ!」 ・司祭さま 「風の神と地の神が、あなたの進む先に恵みと安らぎをお与えになりますように。……ふふ、この村もすこしだけ静かになりますね。嬉しいような、さみしいような……」 ・幼馴染 「ねぇっ!やっぱり、行っちゃうの?……そっか。そうだよね。ずっとずっと、ずーっと昔から憧れてたんだもんね。……僕もいつか旅に出るよ。君を尋ねる旅に出る。きっと追いついて見せるから」 ■モノローグ ・わくわくモノローグ 『かくして旅人は故郷の外へと踏み出した。目指すは王都、そしてその先にある憧れのあの場所。薄暗い田舎道もものともせず、足取り軽く進む旅人の瞳は夜の端をとろかすように登ってくる太陽の光を受けキラキラと輝いていた。』 ・はらはらモノローグ 『タダヒトは望まぬ形でマレビトになった。なってしまった。もうここにはいられない。もうここには帰れない。悲しみと呪いに濡れた刃だけを背負って、旅人は赦しと癒やしを求め広すぎる世界へとさまよいはじめた。』

100
#セリフ#シチュエーションボイス#セリフ#ファンタジー

回答一覧0

まだ回答がありません

最初の回答者になってみませんか?