小説家、作家という生き物についてのセリフ 以下本文 ✂︎------------------キリトリ線-----------------✂︎ 「我々の仕事は欺(あざむ)く事です。 もちろん、ただ欺けばいいというものではありません。 嘘偽りに真実を織り交ぜ、観衆をだまくらかし、いかにも真実であるように見せかけるのが我々の為すべきことです。 嘘が大きすぎるといけない、真実が濃すぎてもいけない。独り善がりになってはいけない、観衆に振り回されてはいけない。 …ウンザリするでしょう?でも、それが我々です。 この道を志すなら、真実味のある嘘をつき観衆を欺きなさい。 どれだけの大嘘をつこうが、真実を捻じ曲げようが、信じ込ませればこっちのもの。 嘘を信じた観衆は嘘の虜になる。 それこそが、我々の目指す大成の道。 嘘の虜になった観衆を宥めすかすのも、務めであることを忘れてはいけない。 どうです?私の話を聞いて決意が鈍りましたか? …覚悟があるなら踏み出してご覧なさい。 ここから先は欺きの道。 嘘を重ね、観衆を騙し、信じ込ませる者だけが大成を結べる茨道。 貴方がどのような嘘を重ねるのか、じっくりと見せてもらうことにしましょう」
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