雨月と雷音

題名『雨月と雷音（うげつとらいおん）』 短編2つの詰め合わせです。どちらか一方だけでも構いません。 少しでも何か考えて頂けたら、幸いに存じます。 ※アレンジ・アドリブ大歓迎です。 以下、本文。 『雨月（うげつ）』 　夜の帳（とばり）をたくし上げ、静寂（しじま）を乱す突然の水音（みずおと） 　獣（けだもの）の目の如（ごと）く光る、雨に煙（けぶ）る街の灯（ともしび） 　厚い雷雲のヴェールの向こうに、今宵も天の印（あめのおしで）は、涼しく輝いているのだろうか 『雷音（らいおん）』 　四方八方（しほうはっぽう）に響（ひび）く、吼（ほ）えるような轟音（ごうおん） 　雨空（あまぞら）を切（き）り裂（さ）くように駆（か）ける、一筋（ひとすじ）の閃光（せんこう） 　それはまるで、哮（たけ）り立（た）つ獅子（しし）の如（ごと）し 本文は以上です。ご覧頂き、誠に有難う御座いました。