お題詳細

TSUYURITSUYURI2025-10-07 14:12

仮の憂き世の物語

《設定》 猫の猫による猫のための盛り場(メインは焼き鳥)。 上物のマタタビ酒もあるよ。ゆっくりしていってね。 以下、本文。 🐈‍⬛・*:.。🍶・*:.。 「〔はは~ん/ふぅ~ん〕。  そうかい、そうかい。 《お猪口をクッと飲む》  はあー、うまっ。なるほど〔な~/ね~〕……。  話を聴くに、どうやら【二人称】は、人間て生き物(いきもん)を、ひどく難しく考えちまってるようだ〔なー/ねー〕。  あ、〔オヤジ/大将〕、鶏つくね追加ー!※好きな焼き鳥に変更可。  おお!猫舌仕様のちょうどいい温度、さんきゅーべりマッチョ♪ 《はぐっ、もぐもぐ、ごっくん》  で、何だけ?  あーそうだそうだ。人間なんてのは簡単よ。  結局奴等は、己の欲望に忠実なんだ。  綺麗な言葉並べて飾り立ててみたところで、中身は皆(みぃんな)おんなじ。  どんな人間でも、口と腹は別よ。  あ、腹ってのは、考えのことね。“腹に一物ある”とか聞いたこと〔あんだろ/あるでしょ〕?それよ。  ……〔だがねー/だけどねー〕、たま~に居るんだよ。口と腹がおんなじな、あったけ~ぇ人間て奴がサ。  【一人称】みたいな野良(ノラ)にも優しく接してくれて、冬の寒さを凌(しの)ぐ場所を提供してくれたり、観光資源?ってのにしてくれたり、果ては、神様として祀(まつ)ってくれたりして〔な/ね〕。  ま、神様として祀られてたのは、ちょいと昔の話なんだけど〔よ/サ〕。  ありゃあこの国で、まだ養蚕が盛んだった頃の話だ。  特に天蚕(てんさん)、山繭(やままゆ)とも言うが、蚕(かいこ)を食う鼠を退治してくれる【一人称】を、人間達は崇(あが)め、本当によく可愛がってくれたんだよ。  まるで見て来たように話すな、って?そりゃ〔当たり前/当然〕ヨ。  【一人称】はその時代にも生きてたから〔な/ね〕。  生まれ変わってもう7つ目だけど、……ぷはぁ~……やぁっぱり猫は最高だ〔ぜ~/わ~〕!  天敵のカラスや猛禽類さえいなけりゃ、もっとね!ニャハハハハッ!  でも、仕方〔ないのよね~/ねぇんだよな~〕。弱肉強食は自然の摂理(せつり)、だもん〔な/ね〕……。  猫も人間も、生きるってのは、決して楽なことじゃ〔無いのよ/無ぇのよ〕……。  な~んて〔な/ね〕。ま、今夜はトコトン〔飲みましょ/飲もうぜ〕!  〔オヤジ/大将〕の奢りで!なーんて〔な/ね〕♪  ニャッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!」 🐈‍⬛・*:.。🍶・*:.。   本文は以上です。ご覧頂き、誠に有難う御座いました。皆様からのご投稿及びご感想を、心よりお待ち申し上げております。 ※毎度の如く、アレンジ・アドリブ大歓迎です。

20
#シチュエーションボイス#セリフ#男女兼用

回答一覧0

まだ回答がありません

最初の回答者になってみませんか?