黒須木ヤト黒須木ヤト2026-03-09 13:15

【朗読】灰神

《台本の概要》 何者でもないなら、好きな自分になれる絶好のチャンスだ。 そんな台本です。 《ルール》 思い思いの解釈で、自由にお楽しみください。 一人称や言い回しの変更もOKです。 《お知らせ》 黒須木ヤトのXでは他にも多数の無料作品を公開・発信しています。 宜しければお気軽にフォローのほど宜しくお願いします。 ***《ここから台本》*** 知っているだろうか? 雨上がりの空は、ときどき灰色になる 世界が次の色を迷っている、あの時間 その色の奥には、独りの神がいるのだ 彼は鎌を持たないし、翼もない 漆黒の死神のように 終わりを決めることもできず 純白の天使のように 命を抱き上げることもない だから彼はいつも思っていた 「自分は、何もできない存在なんだ」と 灰は中途半端な色だ 燃え尽きた後で どこへも行けず残る色である けれどある日 風に舞う灰を見て、彼は気づいた 灰は どこへでも行けるのではないか…? 土にも成れる 空にも帰れる ならば最初の一歩は 大きな使命じゃなくてもいいんじゃないか、と それは例えば 花を一輪、見守ることでもいい 誰かの帰りを、そっと見送ることでもいい 灰色の神は、立ち上がった 何もできないからこそ、何からでも 好きなことから始められるのだ ***《ここまで台本》***

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#朗読#擬詩化シリーズ

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