黒須木ヤト黒須木ヤト2026-02-03 22:31

【朗読】おもい

《台本の概要》 猫あるあるに助けられる。そんな台本です。 《ルール》 好きに読んでください。 一人称や言い回しの変更もOKです。 《お知らせ》 黒須木ヤトのXでは他にも多数の無料作品を公開・発信しています。 宜しければお気軽にフォローのほど宜しくお願いします。 ***《ここから台本》*** 全てが嫌になった私は 明かりもつけず、ベッドに横たわっていた。 誰の言葉も届かない。 誰の優しさも信じられない。 自分なんて 最初からいなかったことになればいいのに。 そう思った時、布団の上に どさりと「重み」が乗った。 暗闇に浮かぶ、飼い猫の丸い背中。 彼は私の絶望なんてこれっぽっちも知らない顔で 喉をゴロゴロと鳴らしながら 私の足元で丸くなる。 意図は、分からない。 伝わってくるのは、規則正しい鼓動と 生きているものの熱。 「……お前は、私がいいの?」 答えの代わりに 尻尾が私の足をぺしっ、と叩いた。 理屈じゃない。 ただそこにいて、ただ温かい。 私は、その小さな背中に顔を埋めた。 涙で毛が濡れても、彼は逃げずに ただ私という重みを、静かに受け止めていた。 fin ***《ここまで台本》***

265
#朗読#匿名Yの日常シリーズ

回答一覧6

まだ回答がありません

最初の回答者になってみませんか?