ファミレスと、アインシュタイン。 混んでるファミレスで、 ひとり順番を待つ。 五分。 十分。 十五分。 時計を見るたびに、 まだそんなものかと思う。 暇だ。 とにかく暇だ。 スマホを開いて、 閉じて。 また開いて、 閉じる。 特に面白いこともない。 それなのに時間だけは、 妙にゆっくり進む。 でも。 君と並んで待つ時は違う。 「何食べる?」 とか。 「絶対それ頼むと思った。」 とか。 そんな、 どうでもいい話をしているうちに。 気付けば店員さんに呼ばれている。 不思議だ。 同じ待ち時間のはずなのに。 昔、 ベロを出した天才が言っていた。 時間は、 みんな同じように流れているわけじゃないと。 難しいことは分からない。 でも。 君といる一時間が、 ひとりでいる十分より短いことだけは。 なんとなく、 証明できる気がした。
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