黒須木ヤト黒須木ヤト2026-06-11 09:47

【朗読】紫雪(しゆき)

《作者より》 紫雪と書いて「しゆき」です。 「しせつ」じゃないよ。 《ルール》 思い思いの解釈で、自由にお楽しみください。 一人称や言い回しの変更もOKです。 《お知らせ》 黒須木ヤトのXでは他にも多数の無料作品を公開・発信しています。 宜しければお気軽にフォローのほど宜しくお願いします。 ***《ここから台本》*** 雨の日は嫌いだという人は多い。 空は暗く、服は濡れ、足元は汚れるから。 けれど私は そんな雨の中で咲く紫陽花が好きだった。 雨粒をまとい、静かに揺れている。 その姿はどこか、踊っているようにも見えて。 そうか。君は、今日が 一番の晴れ舞台だと知っているんだね。 ……やがて、雨が上がる。 雲の切れ間から差し込む光は 儚く美しい立ち振る舞いに贈られた スポットライトのようにも思えた。 紫はさらに深く、雫は小さな宝石のよう。 足元に目を落とせば 散った花びらが紫雪のように広がっている。 嗚呼、散ることさえ美しいなんて。 最後の最後まで 君は私の心を魅了して、離さないのか。 ***《ここまで台本》***

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