アラジンが好きだったのでイメージして昔に書いた朗読台本です。 ☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆ 長い間一人ぼっち、ランプの中で過ごす魔神が居ました。 ある日、そんな魔神を外の世界へと出してあげた少年が居ました。 ランプの魔神は久しぶりに外の世界へ出れた事、 なにより、寂しさから解放された事を その少年にとても感謝していました。 ランプの魔神は嬉しさから 少年の願いを何でも叶えてあげました。 ランプの魔神は喜ぶ少年を見てとっても幸せでした。 ある日、少年が言いました。 「魔神さん、 沢山願いを叶えてくれてありがとう! あのね、最後にどうしても叶えて欲しい 願いがあるんだ。」 ランプの魔神は最後と言う言葉を聴き とても悲しくなりましたが 魔神は言いました。 「君が叶えて欲しい願いなら 何でも叶えてあげるよ。 最後のお願いはなんだい?」 少年は言いました。 「僕、友達が欲しいんだ!」 魔神は悲しい気持ちを我慢しながら言いました。 「君が望むなら」 その時、少年が慌てて魔神に言いました。 「違うよ、出して欲しい訳じゃないんだよ? 僕は君と友達になりたいんだ 願いなんて叶えなくたっていい。 僕の大切な友達になってよ。」 それを聞いた魔神は嬉しくて涙を流しました。 そして、魔神は最後の願いを叶えてあげました。 魔神を白い煙が包み込み、 人間の少年へと生まれ変わったのです。 そんな魔神を見て少年は嬉しそうに笑みを浮かべ 2人の少年は友達としてずっと仲良く暮らしました ☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆
最初の回答者になってみませんか?